「大野さんと、和は、
どうやって 魑魅をやっつけたの?
魑魅って、
どういうものだったの?」
大野さんと和が、顔を見合わせ、
和が話し出す。
「お前が、言う魍魎と同じ感じだったんだけどさ。
沼地や水気があるところにいる魍魎は、
黒い気体だったんだろ?
俺らがやっつけた 魑魅。
山の方にいたやつは、
黒いぬるぬるの水の塊みたいなやつだ。
なんで言えばいいんだろ。
黒い長い水風船に包まれた暗い液体の塊。
でっかい黒いミミズみたいなやつだな。」
ほえ。
おんなじだと思ってるのに、
気体と液体でちがうんだ。
川や沼、水気があるとこの方が、気体で、
山の方が、液体って、
なんか逆なような気もするけど。
「それで、どうやってそのでっかいミミズみたいなのやっつけたの?」
ニノが答える。
「俺と大野さんの妖術で、
消滅した。
霧散したって言った方がいいのか。
一部は消えてなくなったけどな。」
ん?
なんかひっかかるけど。
でも。
やっぱり、
番っていいな、
お互いに力を与えて、
光の妖術が使えるから、
こうやってやっつけられるんだものな。
俺が、羨ましそうな顔で二人を見たのがわかったんだろ。
和が複雑そうな顔で、
俺を見る。
「まぁくん。
お前も早くいい人を…。」
和が俺に話し出した瞬間だった。
「あっ。」
気づいた俺が大声をだす。
「どうした?雅紀。」
大野さんがこちらを向く。
「俺、学校で部活やってる途中だった。
早く戻らなくちゃ、怒られるっ。」
慌てて学校に向かって走り出した。
⭐︎つづく⭐︎
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