雅は
甘美な余韻に酔いしれ、
そして、
自分の国と自分を守り抜くと話す翔を頼もしげに見ていた。



昔の翔だ。
国境の草原で共に遊び、
笑い転げ、
お互いの国の未来を夢見たあの翔がここにいる。


心が温かくなっていた。




なので、
突然、
狂気に満ちた目で、

「自分に溺れて、
何も考えずに寵姫となれ。」


投げつけられた言葉に、
びくんと身体が反応する。




「はぁぁ。何言ってんの?翔。
何で俺が、
お前なんかの言いなりに。」




腹が立ち、
そのまま昔馴染みの口調で言い返してしまうと、
翔が悠然と笑う。




「お前のためを思って言ってるのだ。
ほら、昨日と今日しか抱いてやってないのに、
こんなに感じる身体。


持て余してしまうんじゃないか?」



すうぅぅぅ。


「ひゃん。」


背中を指でさわさわと撫でられて、
首がすくむ。



「お、お前が、勝手にこんなことして、
こんな体にしたんじゃないか。

俺がそうなりたくてなったんじゃないっ!」


真っ赤になりながら、
言い返してみても、あまり説得力はない。



「ふふ。
俺に感じて、喘ぐ身体。

心も体も俺に溺れ、
何も知らず、考えずに
俺に守られている方が、
お前も楽なんじゃないか?」



翔の全てを知り、
雅の全てを見下すような
王としてのその物言いに、
雅の腹は煮えくりかえる。





「ふざけんな。
俺は俺だ。
そして、翠風は、俺の国で、
お前の国の助けなどなくても、
俺が守り抜き、取り戻す。

いい加減にしろっ!」


布団から飛び出ようとしたが、
すっ。


腕を掴まれ、
布団に引き摺り込まれる。




「ああ、もうっ。
そんなことしたら。

また、危ない目に遭うんだよ。


仕方ないな。
また、抱いてやるよ。」



翔がにやりと笑うと、
また、雅の体を組み敷いた。





⭐︎つづく⭐︎









えっと。
期待してる人いる?




ここでは、
飴さんに挑戦しないで、
ストーリー進めますよー。


欲しい人は、
別にリクエストちょうだいね。

.5 で描きます。

しかしながら。
今日はコメント公開です。