こんばんは。
はじめましての方も多いかと思います。

葉担櫻葉erまる と申します。

本日は、
0時に、翔潤のお話を、
(そのあと、0時5分に中書き
 0時10分におまけ)


7時から、随時違うCPの話をオムニバスであげていきます。



よろしくお願いいたします。










⭐︎⭐︎⭐︎





Rouge。


紅い
薔薇のような深紅。


はじめて入ったBar のカウンター。
隣に座ったその人の
そのぽってりとした官能的な唇が、
同じ色の液体を口につけるのを見て、
思わず目が奪われる。









く。

喉が動き
美しいその横顔が、
少し上向き瞳を閉じる。



そして、
その瞳がゆっくり、 
見開かれ、
俺の方に向かい、
口角がゆっくりと上がった瞬間。



時すでに遅し。


奪われてたのは目だけじゃなく、
すでに、
魂が奪われていた。




キール。


そのグラスに入った紅いカクテルの
カクテル言葉は、三つある。



「唯一の人。」
「最高の愛。」

そして、
「陶酔」。


そのうっとりとした顔も。
そして、
俺の心を奪ったその横顔も、
全てが、すべて、
俺のこころを麻酔のように痺れさせる。



その陶酔した顔に見惚れていると、
その男は、
ちらと俺に視線を送り、
口の端を軽く上にあげるようにして、
俺だけしかわからないように笑う。






「お客様、どうかなさいましたか?
ドリンクが
お口にあいませんか?」



目の前のバーテンダーが、
こちらに聞く。



バーテンダーは、
細面の整った美しい顔を
少し歪ませていた。



初めての客だ。
俺が、固まってしまったのを心配してくれているのだろう。




「いや、大丈夫。」

隣の男に心を奪われてしまったなど言えずに、
口籠ると、




「じゃ、素敵なお客様の、
あなたに、
わたしから心を込めて。」





そうっとカウンターを滑るように目の前に来たのは、


マルガリータ。










にっこりと笑うバーテンダーに
勧められ
一口に口に含む。


ごく。
美味しい。

こくこく、
そのまま喉に流し込む。




これのカクテル言葉は、
何だっけ。


無言の愛?

それと、


たしか?


もう一つ、何かあった?




なんだろう?
思い出せない。


頭が朦朧として、
周りがぼやけていく。





ふっ。




視界がもやのように真っ白となり
意識が薄れる。















あ。そうだ。

「ロマンティックな夜を」だ。




ふと気がついて、
ぱっと目が覚めると、




俺はベッドで、一糸纏わぬ姿のまま
優しくあのキールを飲んでいた彼の腕に包まれていた。







⭐︎つづく⭐︎








この後をお読みになりたい方は、
0時10分のお話を
お読みください。