短歌 2018年3月うたの日投稿ぶん | 短律系詩人 句句句のQ

短律系詩人 句句句のQ

俳句、短歌、川柳、都々逸
短律と呼ばれる詩を書いたりしてます。
コントや なんちゃって落語も書きます。詩的に。

2018年3月に詠んだ短歌の

「うたの日 http://utanohi.everyday.jp 」に投稿したやつです。



50年初めて通る恋の道冷えたシャンパン暖かな春

アクセルを踏むたび君を好きになる生き抜くためのブレーキも踏む

かけ算の3の段にはサザンあり6の段にはロックあり夏

大好きな君のココロを守るため大好物は内緒にしている

せっかちな君の代わりに連打した閉まるのボタン文字化けて闇

垂直に高く跳べますアピールで2年連続美魔女大賞

この町も春一番が吹きました最新の絵に君が足りない

一行も日記に痕を残せない重ねた愛も思い出未満

自転車で蕾にメスを入れに行き歩いて帰る咲く夢を見る

喫茶店はじめたときはドトールが隣に建つと思わなかった

本棚を君に見られたあの日からソメイヨシノは咲かなくなった

彼氏から「月が綺麗」とLINEきてカーテン開けず「そうね」と返す

寝苦しい部屋に過酸化水素水撒いて私は触媒になる