来世に夢見て | 徒然なまま

徒然なまま

腐女子なやつが気ままに愚痴やら萌えやら死にたがりな内容をツラツラ書いているブログです。好き BL漫画(ねこ田米蔵さん)や(夏目イサクさん)若手俳優。舞台観劇が趣味 基本ミーハーで絡みは苦手です。以上

駄文

自己満



















小さい頃から見る夢がある

いつの時代かも分からない
けれどかなり古い時代な気がする
俺は誰かの腕に抱かれ死にそうになっている
薄れていきそうな意識の中俺の目に映るそいつは今にも泣きそうな顔をして俺を愛おしそうに見つめている
そいつの頬に触れると触れた手をとり、強く握りしめて俺に言う「忘れるな…」
そして毎回この台詞を合図にするかのようにこの夢は終わる
目覚めた俺はこの夢を見た後は必ず涙を流しているんだ
悲しみは感じてないのに
何故だか痛みは感じて目覚める
ずっと小さい頃から繰り返し
何度と見た夢

あいつは誰なんだろうか
出会ってきた誰よりも綺麗で美しかったあいつ
俺はなぜ死にそうだったのか
俺との関係はなんなのか

なにも分かることもないまま
夢を見るようになって数十年
大学2年の春
夢の中のあいつと同じ顔の男が
俺の目の前を通りすぎた

その日以降
あいつを見る回数もスレ違う回数も増えていった
俺は声をかけれる訳もないのにスレ違う度あいつを目撃してしまう度目が奪われてしまいあいつのことを目で追ってしまうようになっていた

そんな状態が続き月日が過ぎ
夏になり
俺のいるサークルがあいつのいるサークルと合同BBQの開催が決まった

あいつと話せるチャンス
あいつが夢の中の男ではない可能性のが高いのに顔が似ているそれだけで気になってしかたがないのだ


BBQ当日

20人強規模
テントをはりながら
各々仲が良い連中でワイワイしている
俺はあいつと話したい気持ちを持っていても
眺めるのが精一杯で

どうしようかと
焼かれた肉を受け取り設置したテントの中で1人モヤモヤしていた

肉を食べ終えテントを出ようと身体を動かした時だった
テントの外から「ここ入っていい?」
誰だろうと思いつつ「はい、大丈夫ですよ今出ますし」と入り口側に顔を向けると
そこにいたのはあいつだった

出ようと動いた身体は
そこで固まり俺はあいつから目が離せなかった

じっと見つめて動かない俺が怖かったのか
「?どうした?大丈夫か?誰か呼ぶか?」
不安そうな顔をする
「あっ、いや、だぃじょえぶ…」ビックリするほど噛んだ
はずかしい…穴があったら入りたい…

フッ「ごめ、やば、おもろ」
あいつが笑っていた
その顔が
あまりにも
こんなに心が高ぶるのは
夢の奴と顔が同じだから?
それとも?

「あっ、笑えるよな、俺緊張してるかも…」
「なんで緊張すんだよ、おまえさ」
「ん?なに?」
「…いや、勘違いだったらハズイんだけど、おまえさ俺のこと見てきてたよな?」
「えっ?あえあ?、」
「あー、その、視線?がさ、俺になんか話でもあんのかな?って思ってて…で、ここにおまえ居んの知ってて実は入ってきた」
「あー、あ、そう!その、あの、気持ち悪いと思うかもだけど、その、あの、夢!夢がな」
「おぉ、う、夢?うん?」
「そそ、夢、あの俺時々見てた夢があって、それにな出てきたやつにおまえが似てて…」
「おれに?それで?」
「似てて、で似てんなって思ってなんかつい見ちゃってた的なやつ、ごめん」
「どんな夢?いい夢?」
「えっ?あっ、良くはないかも…あんま覚えてないんだけど」
「覚えてないのに似てることは確かなんだ(笑)」
「顔だけ覚えてたから」
「なーんだ残念俺どんな感じに登場してたのかと思ったのに、っか聞いてなかったけどおまえ名前は?」
「あっ、え、と林隆也」
「隆也か、俺は」
「東條遙だろ」
「おぉ、
  知ってたのか」

「まぁ」
夢のやつがいるってわかってすぐ調べたんだよ
なんでこんなにおまえが気になるのか
夢だけが理由なのか
何一つ分からない
自分の心なのにわからない

「じゃあ隆也よろしく」

隆也「あぁよろしくじゃあ俺出るわ」
遙「もう少し話そうぜせっかくだし」
隆也「あー、悪い!喉も乾いてるし散歩したいからじゃ!」

足早にテントを出て俺はその場から少しでも遠くに行きたくて少し離れた釣りをしてる友人のところへ急いだ。

話せたことも名前を伝えたことも
嬉しい気持ちを感じているのに
ざわつくのはなぜなんだろう。


近付いたらいけなかったと
このときに気付けていればよかった




BBQが終わり
特に大きな変化もなく冬が来た

「おまえクリスマスはなにしてんの?」
高校からの唯一の友人である木村友也
隆也「うーん、バイト次第かなまだシフト出てなくてよ」
木村「マジか~いつわかる感じ?実はさBBQで一緒だった奴らいんじゃん?のさ、恋人いない残り者達でクリスマスパーティーやろうぜって言っててさ」
隆也「へー、おまえは俺に恋人がいないって決めつけて話してきてるのはなんでなん?」
木村「!!?まさか!!出来たのかよ!?」
隆也「出来てない」
木村「ざっけんなよ、いねーんじゃねーか、ならシフトで空いてたら参加な!こいよ!決まりだからな」

ほぼ強制的に決まったクリスマスの予定
バイトはまさかの休み
こういう時って出勤じゃないの?と思いつつパーティーに参加できることが少し嬉しかった。

クリスマス当日
会場は地元の安いカラオケ店
木村「おっ来たな!こっちこっち、休みの癖に遅刻してくんなよ」
隆也「わりぃ、二度寝したわ」
木村「ったくよ、先始まってるから早く」
隆也「ちょっはえーよゆっくり歩けよ」

部屋の前につき
部屋の中にあいつを見付けた
ドア越しに視線が合う

それだけなのに俺の鼓動が
バグったみたいに異常速さで打っている

木村「ジャジャーン遅刻魔の登場ー!!」
隆也「やめろよ!えー、遅くなりましたよろしくお願いいたします」
周り「おーよろ!」「歌えよ!遅刻した罰!」
「おまえの奢りにしようぜー」「飲み物何にした?」「何歌う?」
各々好き勝手話し始めて雑音に近い音としてワイワイして聴こえているのに
遙「ここ座れよ」
その中であいつの声だけがハッキリと聴こえてくる

大人しく隣に座り
話しをする
普通を装い
全神経があいつの動きをキャッチして
緊張しているのに
肩に触れる手にも
聞こえてくる歌声にも
急に寄ってくる顔にも

どぎまぎする自分に戸惑うばかりだった

木村「隆也ちょっといい?」
隆也「ん?なに?」
トイレに出ていた俺を部屋に入る前に呼び止められカラオケ店の階段横へ連れていかれる

隆也「なんだよどうした?」
木村「間違えてたらごめんなんだけど、東條と仲悪い?」
隆也「いや、なんで?全然普通だけど」
木村「あー、そう?いや、さなんかおまえの感じがなんかそっけないってかなんか避けてる?感じってかさ」
隆也「…実はさ…」
俺は友也に夢の話から気になっていることを話した
木村「ほぉーおそんなことあんだ不思議だな」
隆也「うん、だからなんというかこう?側にいると変な感じがしてでも居たいとも思うみたいな?」
木村「なるほどなるほど、恋だなうん。」
隆也「…違う」
木村「おれ、偏見もないから気にすんな!」
隆也「違うって」
木村「うんうん、わかるわかる」
隆也「ちげーから」
木村「わーかてる、わーてる」、

肩をポンポンと叩かれ
1人納得した木村は俺をおいて部屋にそそくさと戻っていった

マジで違うこれは
そう言うんじゃない

抗えない何か

それだけ

少し遅れて部屋に戻る
遙が手招きをしている
隣に座ると同時位に
遙「どうした?なにかあったの?」
隆也「別になんも」
遙「木村と仲良いの?」
隆也「うん、まぁ高校からだから」
遙「そっか、そーなんだ」
その言葉を言いながら俺の腰に腕を回してきた
ナニが起きたのか自然なことなのか
触れられたところが熱く動けない

隆也「な、なに?、腰…」
遙「端過ぎると落ちるかもしれないだろ」
隆也「あ、あぁ、ぁそっかありがとう」
隆也「でも大丈夫だよその、支えなくて...」
キュッと更に腰を寄せられる
遙「うん、だろうね」

耳元でわざと話された言葉
行動
全てが困惑させる

何がしたいんだろか
遊んでいる?

こいつが夢の中の野郎と似てなければ
ほどけないのは似ているせい
きっとそう