私は祖母から「可愛い」「優しい子」そう言われて育った
祖母は度々被害妄想が出る人で
母や父、叔母や叔父から邪険にされたと
泣いたり部屋にこもったり家出をしたこともあった
そんな祖母を小さかった頃の私は「可哀想」と思ったのか兄弟でたった一人
1人で部屋にこもる祖母の所へ行っては
背中を擦ったり抱き締めたりして
「ばあちゃんには私がいるよ」と
慰めていたと聞いた
2歳~3歳でそれをしていた
と祖母から聞かされた時には
(私っていい奴やん)と思ったけど
そんな風に接しても
祖母の1番は初孫だった姉で
生きてる間1度だって姉から1番を奪うことはなかった
祖母は大きくなってもこの頃のことがあるのか
私に対しては常に「優しい子」と言っていた
それは認知症になって
孫であるということもわからなくなっても
「あなたのことわからないのごめんなさいね」と
悲しげな顔をする祖母に
「気にしなくていいよ、私がわかってるから」と
手を握ってただ一緒に笑った
そして祖母は忘れてても私を「あなたは優しい子ね」と言って握った手を撫でてくれた。
祖母は去年亡くなり
今は想いを馳せることしか出来ないけれど
祖母が私に対して
1度も揺るぐことなく感じてくれていた優しい子という気持ちを
この先も私は誰かに対しても持ち続けられる人で有りたいなと思う。
痛みを知ることは出来なくても
痛みを和らげることが出来なくても
寄り添えることの出来る人でいたい
大事な人の側で
大事だから側にいるのだと伝えられる人でいたい。
お盆時期なので
ちょっと語ってみた
優しさって難しいけど
優しく出来ないトキのが多いけど
それでも私は祖母に恥じない優しい子でいたいなと思う。
人間としては既に恥しかない生き方してるけど

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