俺とアイツは親友だった。
『よっ!なーにしけたつらして』
後ろから抱きつくようにくっつく俺
「うぁ!?んだよ急にくんなイテェな」
アイツはいつも大袈裟に驚く
『つまんなそうに歩いてるなよ』
「考え事してたんだよ」
もう少しで高3
進路やテストで回りもそわそわしている
『考えたからってなにかかわんの?』
「悩むことくらいあるだろ」
『まー』
「なんだよまーって」
アホみたいな返しに笑うアイツ
俺はこのくだらない時間が好きだった。
ねぇねぇ!
『ほら、来たぞ』
「うん?あっ、みさきーなに??どしたー」
あのねーお願いしたいことあってぇー
『俺と付き合いたいって?』
違うしあり得ないから私はみのる一筋なんで
「おい、やめろよ(笑)」
『おーい独り身の前でイチャツクなよ』
「あっ、わりぃわりぃ(笑)」
『顔笑ってるからゆるさねぇわ』
ちょっと2人で話し始めないで(怒
顔を膨らますみさき
「ごめんごめん」
みのるはみさきの頭を優しく撫でる
「でなに?」
うん、友達が漫画のモデル?やってほしいって言うんだけど協力してもらえないかな?
かがみと2人でがいいんだって言うんだけどいいかな?
「コイツと??」
『なんで俺?』
なんかわからないけど2人を見て描きたいものらしくて
だからお願い
「いいけど
『よくないだろ!
今日の放課後くるからよろしく
『おい!っ』
『お前の女なんなん』
「さぁ、まぁいいじゃん」
「始まるから席戻るわ」
『はぁ?ったくなんだよ本当に』
よかった~帰ってたらどうしようかと思った(笑)
「ちゃんと捕まえといたよ(笑)」
『俺は罪人か』
で、この子が漫画モデル頼んだりいちゃんです!
本名はりさちゃんなんだけどね
あっ、りさですお願いします。
「よろしく~かっこよく描いてねー」
『俺は許可してないんですが』
「早速どうしたらいいの?」
えっ、あっ、はい、
あのかがみくんと見つめあっててもらえますか?
『はぁ???』
「OK」
「こんな感じ?」
『ぶっちょっまって、は?、いや笑うまって見てくんな』
「てめぇ人の顔みて笑ってんなよ」
『笑うだろ。真面目にこっち見てくんだから(笑)』
「彼女のためだろ!さっさとやれよ」
もう!二人ともふざけないでやってよ
みさきがあきれたような声をだしなから怒っていた
あっそんな感じでそのままでお願いします、
「…」
『………』
ありがとうございました、
またお願いいたします
りいちゃんおわり?
うんありがとう
今日描きたかったところまで出来た
そうよかったー。
ではお二人も今日はお付き合いありがとうございます。
「いえいえ、こんなことでいいならいつでも」
『おい、勝手にいつでもとか言ってんなよ』
あの、それなら日曜日外で出掛けてる感じ描かせてもらえますか!
「えっ、あっ、うん、いいよ」
いいね!!楽しそう!みんなでお出かけしよー
『だから俺は許可してねーって』
決まり!じゃ日曜日ねー
りいちゃん帰ろ!
またね~
「またなー」
『一緒に帰らないのかよ』
「えっ?あぁあいつと?帰らないよ家の方向ちげえし」
『違っててもお前の彼女やろ』
「まぁだな、」
『なんだその返し(笑)まぁいいんなら帰るか』
「あぁ」
日曜日
『お前らおせーよ』
「許可してないやつが1番楽しみにしてんじゃん」
可愛い~(笑)
『バカにしてんだろおまえら』
ごめんなさい!夜までスケジュール考えてたら
『あっ、違うから本当に怒ってるとかじゃないから』
「ふっ(笑)焦りすぎダロお前」
『笑ってんなよ』
はいはい、行くよー
ではまずは映画館で
その後
映画
カフェ
ショッピングモール
とまわって
今日もありがとうございました
りいちゃんかたい!もうそんなかしこまらなくていいのに~
『お前はもう少しかしこまれ』
はぁ?
「楽しかったね」
ねーほんとだれかさんと違ってみるのは最高の男だわ
『お?誰だそりゃ』
自覚あるそこの人のことよ
「まぁまぁ、そこまでにして、帰るよ」
「2人とも送ってくからなかがみ」
『えっ、あぁ』
『もう暗いしな』
ありがとう~
すみません
じゃーね
「またな」
『おう』
あの、送ってもらってすみません
「いやいや、女の子1人で返せないから」
『ふぅーさすがー紳士~』
「茶化すな」
2人は仲が良いですよね
本当に
「それはまぁ」
『腐れ縁だからな』
あっ、ここです
ありがとうございました
「じゃーね」
『またな』
「なぁ、」
『うん?』
「おまえってあー言う子タイプなの?」
『はぁ!?急になに?』
「えっ。いや、なんか普段より優しい気がしたから?」
『いや、普段通り優しいだけだろ』
「…聞いた俺が間違いだったわ」
『はぁーあ?なんだよそれ』
「もういいわ」
『そうですか』
「そうですよ」
コイツの隣が心地よくなっていたのはいつからだっただろう。
みさきは彼女ではない
俺がかがみを好きだと知ってる唯一の友達で
俺が普通であるように見せてくれてる
いつから芽生えたかもわからないこの感情にいつかアイツが気付いて拒絶されてらどうしようかと
気持ちが溢れないよう気を付けていたつもりだった
あのときが来るまでは。
「えっ?」
『はっ?』
だからその
キスするフリでいいのでしてほしいんです
「誰と誰が?」
かがみくんとみのるくんがです、
『なんでここなんだよ!変だろ』
…この話しはBLなので問題はなくて、
「ちょっと待っててもらえるかな?」
『嫌だろ』
「ふりだけでってお願いしてるしいいじゃん、今さら可哀想だし」
『かもしれないけどよ』
「俺の部屋だし彼女がなんか言うこともないだろきっと」
『はぁー。わかったよ、フリな』
それじゃ、ベッドに横になってもらって、
かがみくんが上で顔近づけてもらって、
あっそこで止まっててもらえますか、
「この姿勢楽だわー」
『お前は横になってるだけだからな!そりゃ楽だろうよ』
「よっと」
『お前バカ!くすぐんなやめ』
体制を崩した俺が顔あげるとすぐそこに
アイツの顔があって
雰囲気がそれで、
なんとなく
流れ的にそうなる雰囲気だった
軽く触れた唇
想像より
柔らかくて
「うんっ」
拒まないあいつに
さらに唇を重ねた
あの子がいるのも忘れて
「おいっ」
胸を叩かれて我にかえった
『アーッ。と、こんな感じで良かった?』
俺はあわてて彼女のお願いを聞いたフリをした
「…」
はい
ありがとうございます
大丈夫ですか?
『大丈夫、大丈夫!君のお願いだしね』