空にキラキラ輝く星
昔昔読んだお話に亡くなった人は星になり
私たちを見守ってくれている
そう描かれていた
昔昔それはとっても幼い頃の話
おじいちゃんが亡くなった
幼い自分には亡くなると言うことがわからなかった
そんな自分に母がそっと
じいじぃはね星になったんだよと言った
その日からいつまでだったろうか
幼い自分は夜になると空に輝く星に手をふり
じいじぃを探した
一番キラキラしている星がじいじぃ
そう話していた幼い自分
昔昔の自分
いつから
空をみることがなくなった
いつから
星がみえなくなった
祖父が亡くなった後も大切な人を喪っていき亡くなった人は星にはならないと星を探すこともなくなり幼い自分は大人と言われる歳になっていた
見守ってくれている
それすら思わなくなって
いつから
幼い自分は消えていたのだろ
とても久しぶりに星を眺めた
幼い自分を思い出して
星を探した
じいじぃ、ばあばぁ、叔父さん、父…
数えては涙が流れた
こんなにも星は綺麗に昔と変わらず空に輝いていたんだ
こんなにも自分は見守ってもらえていたんだ
昔昔の話を子供に話してやろう
きっと空はこの先も変わらず綺麗な星を輝かせてくれるだろうから。
探してみよう
輝く星を
きっと
照らしてくれる
君の未来を