死刑判決が出た、と大きく報道されている。しかし、死刑を報道で扱うなら、肝心なのは、死刑執行報道だ。執行されて初めて、判決が生きてくる。裁判所の仕事の結末でもある。被害者の遺族は死刑判決が出て半分だけ納得し、死刑執行されて初めて残り半分納得するであろうからだ。現在、執行待ちの死刑囚が100人超いるらしい。逆に執行できない国情なら、今後、裁判所もこれを考慮せざるをえないのではないか。これらの内訳をメディアは、きちんとリストにして執行報道を充実させたほうがよい。法治国家の根元に関わる事であり、法務大臣としての仕事ぶりの監視にもなる。死刑判決報道を大々的にやるなら、併せて死刑執行報道と該当事件の中身のおさらいを詳しく報道したほうがよい。
