実質価値落ちたきっぷ
18きっぷ は年々使い難くなってると思いませんか?
そう感じますよね
JR発足以来、消費増税を除いて値上げされてません。
しかし、本質的には値上げされてます。
実は18きっぷ の価値の低下は、お菓子が値上げされずに中身が減っていく現象と同じなのです。
昨今の物価高、インフレによりお菓子の中身が減ってると感じますよね。値段変えずにお菓子の中身を減らすという。
18きっぷの性質もこれと同等なんです。
値段変えずに使える路線が減っていく。
ステルス値上げ
経済用語で
シュリンクフレーション
18きっぷ は使えば使うほど貧乏になる。
これは紛れもない事実である。
新幹線の開業により並行在来線が第3セクターになったり、普通列車が減便になったりとしてますね。
2024年3月16日に開業した北陸新幹線と並行する北陸本線 金沢〜敦賀はJRではなくなりました。
他にも1997年に信越本線の横川〜長野が使えなくなったり、2002年に東北本線の盛岡〜八戸が使えなくなったりしました。いずれも、新幹線並行在来線扱いになり、第3セクター化されました。
因みに北海道東日本パスはIGRいわて銀河鉄道と青い森鉄道を使えます。
ムーンライト号も色々と廃止されました。これも実質値上げだと思えます。
日豊本線の佐伯から延岡の宗太郎超えも、2018年のダイヤ改正で使い難くなりました。普通列車が1日に1本だけという残念な形です。
最後に
それでも東京から名古屋、大阪などは使い易い区間です。全国で見ても使える路線はかなり減りましたが、発売を継続する価値は大いにあります。
東京から100km 5人分を往復しても元は取れます。
東京から宇都宮は片道1,980円。往復で3960円。18きっぷ の1回分が2410円なので、1550円もお得に乗ることができます。
18きっぷ の実質価値は落ちてても使い方は自由自在なので大変有難いです。