体調が悪くて早退した日に夢を見た。
ベトナムの知らない定食屋で昼食を食べている自分。
詳細が分からないのが夢の常で、私の見た夢も同じだった。
白いタイルの定食屋であったのは覚えている。
そんな曖昧な夢を見て、起きると夜の2時。私は航空チケットの比較サイトを開いていた。
要するに現実逃避のために2日後のハノイ行き航空券を取ったのだ。
水際対策緩和と増便が同時に来た時期、さらには旅行シーズンを絶妙にはずしているのもあって格安で手に入れることができた。
私のワクチンパスポートのオリジナルは失われ、データ形式の私の指が写っている微妙な写真しか存在しなかったが気にしなかった。
土曜。
予約したホテルは空港から歩いて10分ほどの、運送業の人間が集まっている村のような場所にあった。
空港の利用者で繁盛しているらしく、近くに何軒ものホテルがある。
ホテルまでの道。徒歩10分ではあったが、普段徒歩で移動する人間がいないのか
歩道は途切れて、車道を歩いていたところ、原付きで通りすがったおじさんに笑われた。
程なくしてホテルに到着したが、受付が妙に厄介な人だった。以下会話。
受「予約されていません」
私「いや、そんな事無いですよ(Booking.comの画面を見せる)ここですよね?」
受「(それを見て端末を弄り直す)ありました
チェックアウトは?」
私「8:20のフライトなので5:20には出ていたいですね」
受「フライトを予約を見せてください」
私「(何を疑ってるんだ)どうぞ」
受「9:20ですね(行きの便の時刻を見た?)」
私「8:20です」
受「8:20ですか。…じゃあ6:15にチェックアウトしてください」
ひょっとして寝てる?
当然だが国際線の出発の2時間前以降にホテルを発つ人間は普通存在しない。
遅れる以前の問題で、何なら私の提示した5:20もそこまで早い時間ではない。
次の日、この受付をガン無視して5:30にチェックアウトをしたが、別の店員が対応に当たっており無事にチェックアウトできた。
スタッフいるなら何だったんだ、あのやり取り。
全部わからん。
ホテルからの眺め。悪くはない感じ。ホテルも内装は綺麗で満足できた。
1時半に入国したので、すでに時刻は2時を回っていた。即座にGrabでタクシーを呼び、
ハノイの中心地に向かう。
弾丸旅行のため、あまり時間を無駄にしたくなかった。
2時過ぎなんてのは普通の休日であれば遠出を諦める時間である。
急いで私はホアンキエム湖に向かった。
ホアンキエム湖はハノイで最も有名な観光地で、周囲が歩行者天国になっている。
歩行者天国から外に出るとハノイ旧市街があり、東南アジアの雰囲気を原液で摂取出来る素晴らしい場所である。交通の往来は激しいが、他東南アジアより治安も良く山ほどのグルメが存在する。
その中でも有名な場所に行った。旧市街にあるPho10という名前の店で、私は夢に見るほど欲していたフォーを食べた。
牛肉のフォーだった。メニューにおける下の方がなにか分かりかねたので、とりあえずシンプルなメニューを選んだ。
それに加えて、店員を呼び出して近くの現地のおじさん達が食しているパンらしきものを指さして注文する。後にわかったが、Quẩyと呼ばれる揚げパンらしい。
メニューに無いが、何かに付いてくるオマケだった可能性がある。
フォーのさっぱりしたスープをあげパンに染み込ませて食べるのは非常に美味しかった。丁度円安最高潮な時期だったが、それでも500円ほどで食べることができた。ベトナムの物価はいつでも観光客に優しい。
満足して街に出ると、少しだけ観光をする。
といっても時間制限のため遠出は出来ず、街歩きがメインとなった。
旧市街の街並み。雑然としているがどこかおしゃれな雰囲気のある街が数キロにわたって広がっている。
変に勿体ぶった敷居の高い店はなく、どこに入ってもお手頃価格という我々の想像するアジアな物価である
(そんな物価の国も、もうインドシナ半島くらいなのだろうけど)
ホアンキエム湖に帰ってくる。犬も見ている。
結構人通りはあるが、それを持て余すくらいの道幅があって快適。
湖の一角に常に存在する「見慣れないけど恐らく流行っているのであろう蹴ったり飛ばしたりする玩具で遊んでいる現地民や観光客のいる場」
3年前にも確かに存在したそこでは、今日は現地のおじさんが遊んでいた。
玩具はシャッタースピードの問題で見えていないが、玩具を地面に落とさぬよう蹴り上げて遊んでいる。
キックシャトルという玩具らしい。
静かな湖を何を思うでなく見渡していた。
(左下の2人が絵になるなぁ、とか思ってはいた)
歴史的に価値のあるらしい雰囲気のあるオブジェが湖に浮いている。
湖中心に繋がる島に行くための短い橋。
ここから、一度旧市街を出て近年開通したと言われるハノイ都市鉄道に行くことにした。
そのために街を出て、30分ほど歩くことになった。
少し出れば旧市街と違う郊外という雰囲気になる。
恐らく写真では伝わりにくいと思われるが、下記の動画であれば雰囲気くらいは伝わると思われる。
こんな感じでぶらぶらと歩いていると、ハノイ都市鉄道に到着した。
②に続く。














