フィクションエロスブログです☆ご配慮願います☆状況に応じて避妊しましょう☆ ▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ('-')/


くちびるをはなして ひとみのなみだで濡れたまつげをハンカチでぬぐった
ちかづいてぎゅっと抱き締めて ひっとのからだの温もりを感じながら窓の外の流れていく景色をながめていると さっきまでの来るときのことを思い出した
それからのひとみの感情の揺れ動きやさまざまにみせた表情を思うと ぼくはどんどん引き込まれていくのを感じる
君だらけの曖昧な日々のタイムリミットは 僕の方にもせまってきてるんだ
せつなくも幸せな二ヶ月が過ぎようとしていた

…ガタンゴトン …
何度も…
頬のなみだの跡をみるたびにキスがとまらなかった
しかし無情にも車内に蛍光灯が灯り 列車は駅へと滑り込んだ
ホームの人達が次第にゆっくりと流れ始める中も ぼくとひとみは目をはなさずジッと見つめあってた
その光景は新幹線のホームと車内になっても同じだった
私鉄を降りてから歩きたがらないひとみの手を離すことなく一目散にここまで引っ張ってきて座席に座らせるまでぼくは自分の気持ちを見なかった
後から考えるとひとみをかなしくさせた発端をつくったのは 僕の平静を装おうとするその態度にあった
少し反省した
ひとみが 電話をうけて落胆する顔をみてぼくは満足だったのに ひとみにはちがう思いをさせてしまった
だから歩きながら ひとみに話しかけ続けたのだった
『最初のタイミングは大事なんだ こうして帰してしまうことで二度とこんな機会がめぐってこないことはある …
ぼくだって迷ってるんだよ … このまま ひとみと … … 』
そんなことを急ぎ歩きながら 伝えていた
車内でひとみはガチャピンなみにたれてしまった目で 僕の方を笑顔で見つめている
僕もひっとの息づかいが感じられるくらい顔を近づけて その二人の間の一枚のへだたりに手のひらをつけた
ひとみもそれにピッタリと合うように手のひらをつけた
ぬくもりが 感じられるような気がした
列車がうごきだして ひっとが見えなくなる寸前にみせた表情が 今でも忘れられない
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