死別の近い犬のゴンに、さよならも言えず
気持ちの整理がつかないままでも、それでもその気持をそのまま抱えて、車から降りると同時に腹の底から咆哮するしまむら。

スマホで安達に「ただいま」と笑顔で告げる。


何も解決はされないので不満に思う事もありましたが、何回か読んでみて気づきました。

あの咆哮は、しまむらのそれでも私は生きるぞという生命力と覚悟を感じる好きなシーンに変わりました。

3日ぶりに見るしまむらは、安達から見て綺麗になっていたという感想ですが、世の無常を負い、しまむらに変化が現れたのでしょうか。
綺麗になるのは、向き合い方が美しいからかな?

というかあとの花火大会でのはしゃぐしまむらを見て、感性が幼稚園の頃樽ちゃんと手を繋いでいた頃のしまむらに戻ってる。
安達との出会い、ゴンとの別れを経てしまむらはしまむらを取り戻したのかな?

安達の告白を受けてもなお淡白なリアクションのしまむら。
しかし一緒に居ない時、安達を想い出してたりしてた。
思ってるよりも、しまむらは安達に救われてたのかも知れない。


分かりませんが、勝手な感想でした。