ユネスコパリ本部でチャリティーコンサート | パリの生活 365日。

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震災から一年。 3月11日。 

パリのユネスコでは、「Un an apres」という、チャリティーコンサートが行われました。


演奏の後のスタッフ・カクテルで、指揮を執られた佐渡裕さんが「夢の共演」とおっしゃったのですが

その言葉の通り、ピアニストの辻井伸行さん、ヴァイオリニストの周防亮介さん、スーパーキッズオーケストラの皆さん、オーケストラ・ジャポネードの皆さん(震災後、演奏家有志によって特別に結成されたオーケストラ。 パリの4大オーケストラであるパリ管弦楽団、フランス国立管弦楽団、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、パリ国立歌劇場管弦楽団のほか、ラムルー管弦楽団、コロンヌ管弦楽団、コンセール・パドルーの各オーケストラの有志、フランス国立高等音楽院の学生など)、

そして前回のユネスコでのチャリティーコンサートでも指揮棒を振った阿部加奈子さん、と 第一線で活躍されている方々による、感動のコンサートでした。


会場全員での「ふるさと」合唱。 日本人であることを誇りに思い、日本の良さを受け継いでいきたいと思う瞬間でした。(写真撮影:夫君 感動している私を見て、なぜ?という顔。 ふるさとの詩を説明するのは難しい・・・・。)



会場には、在仏日本人、フランス人を中心に、たくさんのユネスコ職員の方々も足を運ばれていました。 


特に印象的だったのは、最終曲の「ボレロ」。 

小さな音の波は徐々に徐々に大きな渦となり最後はシンバルの音とともにハッとするような大きな現象として会場を巻きこんでいきます。


去年もそうでしたが、「結局、小さなお金を募金することしかできない。」自分が恥ずかしいと感じていたのですが、この曲を聞いていたら、この小さなお金も少しずつ積もっていき、それが震災復興の大きな助けになるのではないか。と、勇気をもらえた、そんな選曲でした。

ユネスコの方と話していると、
「日本は今まで多くの国の支援を積極的に行ってきた。 それを支援してもらった国は忘れていない。 日本に何かあった時、日本がしてくれた様な大きな支援が出来なくても、今までしてもらった分、微力でも何か力になりたい。 そう思っている。」 というような温かい心のこもった言葉をよく頂きます。  

私は、そういう言葉をかけていただくと、涙がでそうになりますが、この日を忘れずに、そして外国の人に、3月11日が日本にとってどのような日だったのかを、伝えていくことで、少しでも多くの支援が長くにわたり、東北に集まることを願いたいと思います。


カクテルでふるまわれた、お料理は「LABO LOVE JAPON」の皆さんが。
ギモーブは桜の香り。 チョコレートは柚子の香りが。


LABO LOVE JAPON で美味しいケーキを作っている、コルドンの先輩で私の憧れTさん
ケーク・サレもあり、そちらは、イルプルーの先輩Aさんのご主人が美味しいお料理を提供されていました。