まずは劇団鼎の立ち上げからお話させて頂きます。

劇団員は、ダンスボーカルユニット時代に同じメンバーだった堀ノ内翼(ほりのうちつばさ)と小学校から同級生で役者の見山照明(みやまてるあき)と僕を合わせた3人です。

鼎(カナエ)とは古代中国で用いられた円形三足の器のことで、鼎の足のように三者が互いに向かい合っている様を表します。

劇団名に選んだきっかけは、話し合いの中で見山が以前お世話になったアルバイト先の店名だったという事と、初瀬川博人、堀ノ内翼、見山照明の3人で結成することに際し、それぞれが地に足をつけて向かい合い、共に歩んで行く意味を込めたかったからです。

僕と翼がユニットを解散した翌年、2018年1月に「窓辺の朝から」という作品で旗揚げ公演を行いました。

劇団の活動に関しては、基本的には各々個人の仕事に集中して、経験や人脈を拡げ、機が熟した時(このタイミングは本当に3人の感覚によるものです。)に集まって舞台をやろうという形なので、公演が不定期で申し訳ありません。

僕自身次がいつになるかというのは分かりませんが、劇団鼎という場所がそれぞれにとってひとつのホームであり、大切なことを確認する場所であればいいなと思っています。

そういった活動方針なので今回実に2年振りの公演になりました。

前々から台本を書いていると見山から話を聞いていて、実際に台本をもらったのが、去年の11月中頃だったと思います。

読み合わせが終わって、この作品を一人で、自分の頭の中だけで書き上げたのか、と思うと改めて尊敬しかありませんでした。

そこからは、もう、やるしかねぇ!と決めて、劇場探したり、稽古場探したり、音響照明どうしようとか、小道具何が必要とか文字通りバタバタの日々でした。

そんな折、まずは劇場に下見に行った時に奇跡の出会いがありました!!

僕が上京してすぐに入った養成所の同期が劇場のスタッフとして働いていて、実に6年振りの再開でした。それが本当に嬉しくて、その場で今回お世話になった【at THEATER】さんで舞台をやろうと決めました!!

ミニシアターなので席も映画館に設置している様なしっかりした座席で、凄く素敵な劇場です(^^)

そしてその場でその同期が「音響照明良かったら私やるよ!」と言ってくれて、それもその場で決まりました!

他にも今回の舞台で協力してくれた方が沢山います!

とある場面のお笑いショーレースの司会役で「HTC賞金トーナメント、栄えある優勝に輝いたのは、、、カナエです!」という台詞は初恋タローさんの声でした!
その後の「わー!」「おめでとー!」「ヒューヒュー」みたいな声ははつこい村の方々の声でした(笑)

また別のシーンの「痴漢です!」という声は安森彩那さんでした!

さらに舞台で使った音源をダウンロードしてくれたり、それをまとめてデータ化してくれたのはGIONでした!

またコント中のギター音源はクレアちゃんがわざわざ稽古場まで来てくれて録音した物でした!

快くウクレレを貸してくれたのは寿也でした!

いつもお世話になっている演出家の林さんも「本番行けないから稽古場まで観に行っていい?」と連絡をくれて、実際稽古場まで来てくれました!

こんな風に沢山の方のご協力や優しさで今回の舞台が成り立ったと思っています。

改めて感謝させて頂きます!


本当にあっという間の公演期間でしたが、この作品を通して観てくれた方の心に何か1つでも残れば幸いだと心底思っています。

僕自身としては今回の作品を通して、自分の芸能活動の在り方を見直すきっかけになりました。

僕が演じた太一は要介と純に出会って、二人の一生懸命さや、ピュアさ、熱さ、仲間がいるからこその厳しさや甘え、乾杯したビールの美味しさ、みんなでバカみたいなノリで歌ったカントリーロード、その全てに触れて、芸人とは何なのか、仕事とは何なのか、仲間とは何なのか、じゃあ今自分はどうしなきゃいけないのか、教えてもらいました。

それは正直、「太一」だけじゃなくて「俺」が見山と翼に教えてもらった気がします。

信じてる仲間がいるんだからもっと自分自身を信じてもっともっとやれる事があるだろうバカ野郎と。

なんか話が逸れた気がしますが、改めて、観に来てくれた方々に、協力してくれて方々に、大切な二人仲間に、感謝します。

劇団鼎第二回公演「カナエ」観に来て頂いて本当にありがとうございました!!

千秋楽のカーテンコールでもお伝えしましたが、それぞれの道を進んだ先にまた、集まれる場所があると信じてこれからも歩んでいきます!

それまで、堀ノ内翼、見山照明、初瀬川博人、各々精進していきますので、それぞれの応援を何卒、宜しくお願い致します!

劇団鼎 主宰 初瀬川博人