平成19年、春ごろのお話


 第8話~12話は、保存してなかった、というか、実は恥ずかしい話とか、切ない話とかあって、消してしまったらしいので、この頃(平成19年春頃)を思い出してみます。


 この頃は、ユニク○の倉庫の全盛期で、そりゃあもう全国から注文された品を倉庫から集めてくる、いわゆるピッキングの鬼と俺は化した。

その日のランキングが、昼前と夕方に出て、順位が下のほうだと情けないので、めちゃくちゃ頑張って。


 でも、特に仲良くなる人もおらず、ただひたすらピッキングし、やりがいもあったので、お気に入りの現場となっていた。


 派遣元のグッドウィルには、こっちからユニク○の倉庫の仕事をよこせと、よくリクエストしたもんだ。
へたに事務所に任せると、引っ越しや、パンの製造ラインにまわされ、結構キツイ仕事がくるし、ユニク○なら時給900円くらいになるからね。

で、ある時、ピッキングではなく、たまたま2階の入庫場に回されたんだ。
中国で製造され、船でやってきた商品を仕分け、検品し、保管庫に送る、というのが主な仕事で。

 たまには、1階で、ものすげー長いコンテナから商品の入った段ボールをひたすら種類ごとにパレットにのせたりで、だいぶ絞られ、筋肉もついてきた。



 以前、個人配送助手をしたときに、テレビが重くて持ち上げられなかったり、事務所移転で、ポパイのような腕の持ち主に会って、マッチョに憧れて、自らコンテナおろしも申し出したりして…さすがドM!

 でも、ひたむきに頑張ってたら、この入庫場の長の○田さんをはじめ、○ッドウィルの現場社員の方や、平日は佐川の長距離セールスドライバーをやって、土日にこっちに戻ってきて、倉庫で働く○○切さん(毎日ほとんど寝てない)達をはじめ、多数の秀逸キャラの方々に囲まれて、仕事をした。

ラオスからの留学生とも知り合いになって、ラオス語もちょっと教えてもらったし…


 尊敬すべきリーダーの○田さんは、俺の1つ上で、ホリエモンの同期だが、若くして自衛隊に入隊。

めったに入れない特殊部隊のレンジャーに、わずか2年で合格し(異例)、ここでは危なすぎて公表できない、特殊な訓練に耐えたり、鬼教官の気分次第で、一日中腕立てさせられたり、とにかくハンパないという話をしてもらった。

 さらに、かの御仁は、少林寺拳法の本部の研究員でもあり、少林寺での名前をもらって、軽く道場を開けるほどの人だ。

こっちに来る前は、四国で不動産等の社長もやってて、とにかく、頭脳も体力も全くかなわないお人なのだ。

このお方が、特殊な軍隊的ではあるチームを組織し、やることをやっていれば、話をしてもよかったり、とてもやりやすい、楽しい現場をつくってこられたんだ。

 その人から、漢(おとこ)とはどう生きるか、とか、皆が働きやすい職場の作り方や、人の育て方や、広島弁を教わった。


仕事が終れば、駅で数人で飲み会開いたり、麻雀したり、ボウリングしたり、とにかく俺のバイトライフで一番尊敬する人だし、この仕事は、やりがいがあった。



 そんな○田隊長の下で、働けるようになり。
でも仕事は超ハード。

機械のコンベアの上を流れて、商品がサイズ、色ごとに分けられて箱に落ちるので、その箱に対して決められた数を取り、別の箱(折り畳み式コンテナ・略称オリコン)に綺麗にうつしパレットにのせ、それがたまれば、ハンドフォークリフトで別の場所にうつす…

というものだが。

字で書くと伝わらないかもしれないが、すげーハードなんだわ。


で、○田隊長をはじめ、社員のかた、◎◎切さん、などなどの話や、仕事の話を書くと、それこそすぐに一冊本が書けてしまうんでね、ほどほどにするけど。


その仕事があれば、今でも行ってると思うけど、倉庫とピッキングの業務が、佐川急便に移管されてしまったり、某グッドウィルの一連の不祥事により、○田隊長の下で働けなくなってしまったのよ。

 せっかく「エロ将軍」という、この上ないあだ名をもらったというのに…

ちょっと回想しすぎなので、一度送ります。


【結論】

 この倉庫で鬼となったのには、何よりお互いに一生懸命働いて、働く喜びを感じる事ができ、その人達と飯食ったり酒飲んだり、朝まで麻雀したりできた事。
そして、日雇い派遣やらせとくには、あまりにももったいなさ過ぎる人々を好きになってしまったからなのよ…

せつない別れで終わるけど

この話の続きは、また機会があれば。。。


やっぱり、人との出会いは運命的であり、仲間というのは、素晴らしいと思った。

シーユー・ネクスト・バイト