遅い昼休憩、事務所でお客様の電話対応をしてた時…


ガタン…



ガタッ…ガタッ…



ガッガガガガガガッ!!!



100kgを超える金庫が吹っ飛び、固定されていた自販機も動き、食器棚が二つ折りに。


恥ずかしい事に、動けなかった。


店内にはお客様やほかの従業員もいるのに…。



長い揺れがおさまらないうちに事務所のあらゆる警報機が作動。


知識では知っていても、いざとなると止め方もわからない。


半ば強引に警報を止め、売場に…。




惨劇だ…。



真っ暗な店内には埃くさい臭いと発砲したスプリンクラーのシャワー…



避難状況を確認するにも暗い。家具も倒れ行く手を阻む。


やっとの事で階段を降り一階へ。


そこにいたのは大量の出血をしている社員。

お客様の状況を確認している際に天井の防煙ガラスが落下し、大腿部・頭頂部、前頭部を裂傷したようだ。

救急車搬送され、全員が退避した際、雪が舞い、気温が急激に下がった。


脱力感でいっぱいだったが間髪無く巨大な余震。


もう沢山だ。



不安そうな従業員。





貴重品や上着を取りに何度か事務所に戻ったが、脚がすくんだ…。


その間も余震。


本音では貴重品もいらなかった。


貴重品を取り、駐車場に戻ると複数の車に乗り分けラジオに耳を傾けた……