こないだ録画しておいた マッドマックス4 を

 

いったいどんなもんか と、期待しながら観た。

 

 

感想を述べよ と言うか?

 

 

 (-_-) ん~ ・・・・・

 

 

   (-。-)y-゜゜゜ ぷは~ ・・・・・・・    

 

 

まず、肝心のストーリーはどちらの惑星に忘れてきちゃったの? とでも言うとこうか。

 

そして、ジョージ・ミラー監督が、何かやばい薬でも盛られていないのか と 

 

心配になった。

 

マッド・マックス1 の監督も、間違いなくアナタなんですよね? と。

 

マッドマックス1 という映画は、

いかなる人間の奥底に潜む 狂気 という、

一生涯 鎖に繋がれていなければならないものが、

いざ、鎖が断ち切られ

それが現実世界に露(あら)わになった場合の真実とはこういうものなんだよ と、

謂わば、人生哲学を、いつまでも心の奥底に植え付けて止まない

そんな傑作であったが、このマッドマックス4には、

そんな傑作の、マッドマックス1のカケラすら見当たらない。

 

あの頃のジョージ・ミラーは、成熟した誠の大人であったのだろうが、

今はすっかり幼稚化してしまったようで残念でならない。

 

あの頃のアナタは素晴らしい監督だったよ。

 

時代の流れとは、こうも人を変えてしまうものだろうか。

 

ま、このマッドマックス4を、

究極の娯楽カスタムカーショーとして寛大なる器を持ってして観れば、

ある意味、凄く迫力のある映像であり、

あれだけのカスタムカーを製作するにあたってのセンスと技術力は素晴らしいものだと思うが

ストーリーの概念もない、ただ、現実離れした迫力のある映像さえ観賞できればそれでいい

と言う方々にとっては、全てが評価満点五つ星の映画として高く評価されるのだろうな。

 

しかしタイトルは あくまでも マッドマックス だ。

 

この、マッドマックス4の中での マックス は、

 

マッドの マの字の片鱗さえ感じられないマックスであって、

マックスという、本来 主役であるはずの彼が、

 

脇役であるはずのこの女性に、終始 食われまくっていたという事実が残念でならない。

 

この映画の中の主役はマックスではなく 間違いなく この女性だよ。

 

であるから、この映画は マッドマックス ではなく、

 

別の名でも 十分に存在可能な映画であるが故に

 

マッドマックスとは似て非なるもの と言っても過言ではないだろう。

 

唯一、マッドマックスと言える要素があるとするならば、

 

それは、この映画の中に、インターセプターが登場しているという

 

ただ1点においてのみだ。

 

しかも、最初の場面で、

 

何の罪もないトカゲを踏みつぶすとはナニゴトだ。

 

まずは、最初の一場面に於いての人間的軽薄さと、

 

あっけなくマックスが捕らえられてしまう脚本の薄さに幻滅した。

 

明らかに手抜きである。

 

また、

ガソリンが底をつく時代に登場する車が 大排気量のV8 という設定も滑稽だ。

 

食料のない時代にはびこるギャル曽根 や もえあず を見ているようで感慨深い。

 

 

 

この映画を観て、何も疑問に思わないのか?

 

 

 

まずは、

 

 

この人物。

 

設定では、この人物こそが 極悪の頂点 なんだろうが、

いったいこの人が、どんな極悪な事したの?

 

誰も殺していないじゃないか。

 

 

ただこの人は、

若い女性が好きな その辺にいる 普通のエロジジィと何ら変わりない人で

兎に角、若い女性が好きなんだな~ とは伝わってくる。

 

ま、5人の奥さんを性奴隷のように扱っていた という設定なのだろうが、

そんなの今のアフリカでも普通にあることだろ?

 

そんで、その性奴隷だった5人の奥さんを見た限りでは

 

みんな健康そうで、このジジィが、その5人にちゃんとご飯を食べさせ

手厚くかわいがっていたであろう事は容易に想像できる。

 

しかも、

 

「俺の子供だ!」 という発言から

 

我が子を愛する子煩悩なお父ちゃんである事も容易に想像がつく。

 

しかも、我が妻の1人が、あのトラックから落ちた時、

 

それを避けようとしてハンドルを切り、自分が横転してしまったんだぞ。

 

これらの事実からも、このジジィは、女性に対し、愛が深かった と言えるだろう。

 

 

そんな子煩悩で女性を愛するお父ちゃんが、

 

妻と、その妻の腹の中にいる我が子を盗まれ、

 

それに対して それらを取り戻すために命をかけていた。

 

そして無残にも殺されてしまった。

 

俺にはそういう風にしか捉える事ができなかったんだな。

 

これらのどこが マッドマックス なのか。

 

俺には意味がわからない。

 

あえて強引に、この映画をマッドマックスと自分に思い込ませるのならば、

 

最初の一場面、

 

トカゲを踏みつぶしたマックス

 

あんた本当に マッドマックス だよ と。

 

たったそれだけの映画だな。

 

 

でも、この映画を心底おもしろいと思う方々はそれはそれでいいんだよ。

 

それは単なる、俺との捉え方に相違があるというだけの話で、

 

別にそれが間違ってるとは思わない。

 

単なる捉え方の相違にすぎないのだから。