ブログをはじめて、いちばんめの内容が転載だがww
まぁ、気にしないで読んで欲しい
この内容に何かを感じたなら、今後、このブログで書く言葉の意味が
あなたにも理解してもらえると思う
いつも話は止まってしまう
本当のことだとか、心の中の事を僕が話し始めると、そこで話が止まってしまうのだ
おちゃらけたことや、ふざけたこと、スケベな話しでは盛り上がったりするものさ
まあ、世の中はそんなものさ
誰も突然まじめな話なんてしたくないし、聞きたくもない
「ちょっと待ってくれよ。そんなにまじめに話さないでくれよ。もっとフランクにいこうぜ。上っ面のくだらない話しでいいんだよ。」
って彼らのお目々が訴えてる
もう一度言うけど、世の中はそんなもんだ
俺とは気が合わないのさ
ずっとそうだった
ずっとそんなことの繰り返しさ
でも、俺はかまわないんだ
誰も僕の歌を聞いてくれなかったときも
みんながやってきて僕の服装まで真似したときも
ブームが去って歌が売れなくなったときも
ずっと、僕はどうでもいいと思っていたのさ
誰が聞いていなくたって、自分が感じたことを歌にしたんだ
それしか出来なかったからね
笑いの種類や、メランコリーの種類や、人々のいろいろな感じ方が時代や流行と共にコロコロ変わってしまっても
人々が軽々と流されてしまっても
実は軸は変わらないのさ
俺は軸を持っている
本当のリズムをいつも感じているんだ
ヘイ!僕の言ってることは難しいかな?
人々は時として夢を語ったりするものだ
夢を実現するまでにいくもの段階を経てきた
それは苦労だともいえるし
楽しい出来事だったともいえるだろう
小さな夢を手に入れ、後は老成した公務員のようにおとなしく暮らす人もいるだろう
人それぞれだ
細く長く生きたい人、太く短くを選ぶ人、いろいろな人がいて当然だ
一生誰かの下で働きたい人、いつかは自分で何かをやりたい人
でもね、誰も一人では生きられないんだ
どんな人でも誰かを説得して力を借りたいときがあるはずだ
そんな時に、何も本心を話さないで、つまらないジョークだけで、一生のうちの通過点を切り抜けられはしない
たまには真面目に自分の意見を発表しないと誰にも相手にされなくなるのさ
もしも、なにかやりたいことがあるだとか、自分は何かになりたいんだとか、つまり「夢」があるならなおさらだ
上っ面のくだらないジョークだけじゃ説得力はどこにもない
俺は生まれながらのサラリーマンに会った事がある
彼は革命を望んでいたが自分ではやりたくないんだ
誰かが自分に都合のいい革命をやってくれたら、ついていくってやつだ
現状には不満だが、自分で改革するつもりはないのさ
毎日、不平不満を言いながら仕事をしているんだ
それで給料をもらって、しかも毎年昇給すると思ってるし、ボーナスももらうのさ
きたねえ野郎だ
不満があるならやめちまえ
金をもらうなら真面目に働くべきだ
はじめから負け犬の卑怯者だよ
そんなやつはいつクビになってもおかしくないし
どんな仕事をしたってどうせダメさ
どちらにするかなんて悩むなよ、大丈夫だから
君にはやりたいことがあるんだろう?
感情のままに生きるのはリスクがかかる
しかし、それは誰にでも出来るもんじゃない
そのためには勇気と努力が必要さ
才能のないやつが大学へ行くのさ
大学なんて受かっても、受からなくてもたかがしれてる
自分がやりたいことをオヤジになる前に始めなくちゃ、一生が台無しさ
そう、大人になったらおしまいだってことさ
大人はインチキ野郎だ
ごまかしながらやってきたやつらなんだ
大人はギターも弾かなければ、サッカーも野球もやらない
近くで偉そうなことを言ってるだけだ
雑誌を作ったり、CMを作ったりするだけさ
あんなやつらになっちゃだめだ
弾けもしないブルースについて御託を並べるやつ
高い金でギブソンやフェンダーを買って持っているだけのやつ
ギターが泣いてるぜ
どうして、僕を鳴らしてくれないんだって、誰もいない部屋で泣いている
いい加減に目を覚ましたらどうなんだ
商売も仕事も知らなかった子供時代の感性に気がついてもいいだろう
もう、いい年なんだぜ
もうすぐ死ぬんだ
年をとって死ぬんだよ
早く気がついたほうがいい
こぎれいな雑誌や、ベストセラーなんか作ってるやつは
全員脂ぎったインチキ野郎だ
TVや映画だのCMだの全員がなめくさったインチキ野郎なんだ
楽器屋の店員が君にエフェクターを売りつけようとしても
そいつはろくにギターも弾けないやつなのさ
指はペロペロ動くかもしれないが
それはコピーなんだよ
バンドの中ではリズムについていけないようなクズ野郎さ
薄っぺらい音でガキがテレビの前でモー娘の真似をしているのと同じなんだ
騙されちゃいけないぜ
政治家も全員インチキ野郎だ
国民のためなんて嘘っぱちさ
自分ひとりだって生きていくのは大変なんだぜ
それなのに国民のメンドーを見るなんて
バカかインチキ野郎の言うことさ
TVで毎晩流されてその気になってるだけなんだ
おもしろくもない漫才コンビでも毎晩見てると
おもしろいと思わされてしまうものさ
気をつけろよ
いい加減なやつらが多いんだ
まともな奴のほうが圧倒的に少ないんだ
そのうち気がつくだろう
俺は書き続ける
ただ、もう読めなくなるだけだ
10年くらい待っててくれ
どこかでまた会おう
大丈夫さ、きっとまた会える
僕らの旅の話をまた君に話してあげられるさ
さようなら
それまでお互いの旅を続けよう
そして夢を信じよう
夢を信じて実現するための努力をしよう
いつかきっと、こんな毎日が変わる日が来るさ
いがみ合ったり、殺しあったり、戦争やもめごとが人類の歴史だった
政治家みたいに駆け引きをしたりね
でも、そんなのはそろそろ辞める時期だ
すべての人々が平和で暮らせる世界をみんなで作るべきだ
この地球という星に裏切られたら
すべてが終わりなんだぜ
忌野清志郎 瀕死の双六問屋 より編集転載