18日は娘の25歳のお誕生日でした。
‥といっても
娘は、5年前に
早々とこの世を去りました。
残されたわたしたち、
夫と、息子とわたしは、
娘に守られながら日々を過ごしています。
娘がいなくなって、
でも、ほんとうは彼女はいつもそばにいて
わたしたちといっしょなんだと
息子が、私たちとは離れて一人で暮らしているのとおんなじように、
‥そんなふうに当たり前のように暮らしています。
‥
だから、
たとえば
娘の命日や月命日、
お彼岸やお盆に
きっちりと何か特別なことをするとか、
お墓参りをするとか、
そんな感じではなくて、
わたしたちは、
明日のお休みはなにしようか(・・?
最近行ってないから、娘のお墓に参ろうか?
うん、そうね~♪
そんな感じで
ゆるゆると
何でもない日にお墓参りも行っています。
だから、
わたしたちがお墓に行くときは、
だいたい墓地は私たちの貸し切り状態です。
‥
さて、
娘のお誕生日の朝、
夫は東京出張でバタバタと準備をしていたのですが、
出がけに
今日は、○○ちゃんの誕生日やから
お線香でも立てていこうかな~♪
といいながら、
ちいさな仏壇の前に行って手を合わせていました。
夫は、
お線香の匂いがだめで、
日頃はお線香をたきません。
でも、
娘の誕生日はちゃんと覚えていて、
お線香をあげていました。
そして、
じゃあ、行ってくるよ!
といって
いつもどおりに出かけていきました。
‥
家族のお誕生日には
いつも
ショートケーキを人数分買ってお祝いをしています。
次の夫のお休みには
娘のお誕生日のケーキを買いに
こないだ見つけた津山のおいしいケーキ屋さんに行こう♪と
夫が言っていました。
ことあるごとに
わたしたちは
そんなふうに
ケーキ屋さんに行って
娘の分もケーキを買ってきます。
そして、
結局は、
娘の分も
私がたべます(*'▽')
‥
わたしたちは、
見えなくても
こんなふうにして
当たり前に
娘といっしょに暮らしています。
‥
あなたにも
大好きな家族や、大切な人との
お別れの経験があると思います。
会えない‥って寂しいですよね~。
でも、
本当は、
私たちの大好きな人たちは
私たちが思いだすだけで
そばにきてくれるんですよ。
「わたしたちはね、
思い出してくれたら
お前たちに会えるんだよ~♪
だから、
お前たちが思い出してくれたら
寂しくないんだよ~♪」
小学校の時に読んだ
「青い鳥」の中で
主人公のチルチルとミチルが会いにいった
天国のおばあちゃんとおじいちゃんがそう言っていました。
わたしは、
なぜか
そのことはずっと覚えていて
これはほんとのことなんだ!
と、確信しています。
だから、
それは本当です(^^♪