続き、30年ぶりのれいこさんの慰労会 | やっぱ、まちこはんのブログ

やっぱ、まちこはんのブログ

ブログの説明を入力します。

「皮膚がおかしい、爪がおかしいって言ってて、結局H医大で診断つけてもらったの。その後、近くの病院ってことで、K病院に紹介されたの。
彼の入院した病院はすぐ近くで、車で十分ぐらい」
「近くで良かったよね」
「それが...かえって大変!もうしょっちゅう呼び出すの。
やれ、あれ持ってこい、これ持ってきて。一番ひどい時、ボールペン持って来て。
一本あるじゃない、って言ったら、予備がいるから、だって!
それどころじゃない、私、点滴全部造って、ルート消毒・交換・ポートの針刺し、全部毎日しにいったの。」
「ハアー?病院入院してるんでしょ?そんなんないよ!ナースったって、家族よ!普通できないよそんなこと。」
「でも、彼ホントにわがままだったから、研修医とか、なれないナースに不潔にされかかったり、危ない思いしたんで、他の人はイヤって、それで通したの」
「ウウーン!」
「もうずっと結婚した時から、私に頼りっきり、甘えっぱなしだったの。靴下まで履かせたのよ。で、子供ができたら子供と私の取り合い」

実は、知らなかったけど、大学教授の一人息子の坊ちゃまとばかり思っていたんだけど、
嘘ではないが、複雑!
実母は4人の人と結婚・離婚繰り返したんだって。最初は駆け落ち、次も子供おいて子供兄弟に預けて出てったって。
子供にとっては,恐ろしくショック、傷つく思いだよね。
結局おじさんの養子になって母親のことはよく知らないまま育ったって。
おじさんがいい人で父親代わり。経済的にも裕福でお坊ちゃま育ちだけど...
どんだけ、孤独。れいこさんに母親を求めた。
死ぬまでずっとそうだったんだ。

れいこさんも、両親離婚して、母子家庭。
母親が自分のうっぷんを、れいこさんに向けて、虐待!
「たたく時ね、何故か外からあざが見えないところを狙ってたたくのよ。
スカートの時はもも、ズボンだとすね。」
にこにこ笑っておかしそうに話してくれる。
「食事も作ってくれないので、お昼はパンだった。
自分の子供には、絶対こんな思いはさせないって思ったのね、
お弁当全部きっちり作ったよ。」

どんな苦労もにこにこ、涙ふきふきなんだけど、ニコニコ。
涙ふきふき、笑い転げながら、イタリアン!
彼のいけないこと聴いたとき、私天井見上げて、
「Fくーん、だめじゃないか。アホー!
天国で反省してよ!」
だって、貯金ちっともせず、お金は全部自分で管理して、無駄遣いして暮らしてたみたい!

消化管にポリープが多発する病気で、彼のはひどすぎて、胃・小腸・大腸全部ポリープだらけ。食べ物通らない。栄養吸収できない!骨と皮、爪もはがれる、皮膚も正常じゃない。下痢・腹痛。トイレも歩いて行ける状態じゃないのに、おしめやポータブルトイレは絶対いやってことで、夜中も1時間ごとにれいこさんが支えて連れていって、世話をしたって。
殆ど、一晩眠れてない、でも、働かないと食べてゆけないから、昼間は診療所でお仕事。
彼女もやせ衰えたと思ったら、逆で、
「いつ食べられるかわからないから、食べられるときに一杯食べたんで、10kgも太っちゃった。主人が亡くなってから、逆に激やせ。今ちょっと戻ってきたところ。」
後の一~二年は全部点滴で栄養入れてた。その管理すべてれいこさん。
元優秀なナース、今もだけど。

F先生は子供のころ辛い思いしたけど、
晩年も業病のため、壮絶な闘病生活で、考えられない辛い思いしたと思うけど
れいこさんが居てくれたので、決してマイナスの人生じゃない。
あんなにひどいことになってても、それでも、最高に幸せな人生だったと思う。

れいこさんって、天使みたいな人!
私達、ニコニコ楽しく、ワイン1本、グラッパ二人で3杯

「慰労になった?」
「うん、ありがとう!」

れいこさんみたいな人、この世に居てくれるだけでうれしいね!