
観てきました。定番の入れ替わり設定ですがずっと戻らず、真面目にじっくり展開してゆく独特なアプローチ。家族や第三者との恋愛やそれぞれの入れ替わり後の生活に対するモチベーションが高いのも特徴的。結果として無自覚にLGBTのメタファーになってるところも。短編のギミックでも短編ではないので段々低温火傷になる印象。二人芝居要素は自己対話のよう。時折前後するエピソードの、多くは淡々と積み重なって利いてくるストーリーの収束点はフラットな描写に行き着いていて、私達はとても話し合った。その事実を称えるという意味ではとても綺麗でしたね。