
ふと道尾さんの作品を自分はどのくらい読んだのかな?と思い、読書チェックリストを見返したら「龍神の雨」「光媒の花」「鬼の跫音」「月と蟹」「骸の爪」「シャドウ」「ソロモンの犬」「ラットマン」と読んでいました。
今回は「ノエル」という小説。道尾さんの作品は「子ども」の心理描写が本当に巧みで、毎回じぶんの少年時代の記憶や匂い、自我が出てきた時の心の葛藤を蘇らせてくれます。
「誰かを元気づけたり、自分の考えをうまく伝えたりするには、いろんなことを知らないと駄目なんだよ、きっと。だからあたし、たくさん本を読むの。読んで、いろんなことを知るの。」
単純なんだけど、こういうことをサラッと伝えてくれるの良いなぁ。