前回は発達領域の話でしたが、私自身が学生時代からOTやるなら発達か精神科だと決めていました。その時は小児領域の授業を受けていなかったのに1年生の時から決めていました。作業療法の理解など出来てもいなかったのに。それでも今はしっくりきています。整理がつきつつあるのだろう、と思っています。

 

そもそも作業療法士は作業という言葉に戸惑っており、その置き場に苦悩する宿命にある。宿命とは運命とは違っていて「宿って」いることだと、いうことです。宿は泊まるところなのでそれはなかなか変えられないから引っ越しするか、新築にするしかないのだろうと考えたりします。

 

そもそも日本に作業療法がオキュペイショナルセラピィとして紹介された時に、「作業」とするか「活動」とするか、当時、この職業を日本に導入しようとしていた人たちで投票した結果、「作業」になった、という話を都市伝説レベルで聴いたことがあり、これがよかったような、悪かったような、そんな気分になったことを覚えています。

 

ワ-ルドワイドならOT、しかし、日本にはなじまない”占領”という変換や”職業”という日本語変換。結局は言語使いのカベがそもそも、この国のOTの壁だったのだと思います。

 

”活動療法”とした方がもっと、この国の言語体系をかんがえるとしっくりいったのではないか、と今も思います。やはり日本語の”作業”は手作業や、肉体労働をイメ-ジしてしまうのが一般的であまり明るいイメ-ジにはなりにくい・・そう考えると逆にオキュペイショナルセラピィというようにカタカナ化した方が実はよかったのではないか、とずっと言ってますし、思います。

 

反面、私としては”サギョウ”を国際化したいな、とも思います。とても日本語としては好きなので。寿司が外国の方でも読めるように”作業”も読んでいただきたい!そう思っています。

 

なんか、タカトシではありませんが「欧米か!」って思います。日本ってすごい、って思いますし、なんで英語でいかなきゃなんないんだ、って普通に思います。

 

みんなおなじでなくていい、と思っています。日本人に日本語で日本の”作業療法”すればいい、て思います。だってここはJAPANですから!