【世界一周】第22日目~日本のダム2500基よりもすごいダム「フーバーダム」 | コモドドラゴンと行く SE夫婦の世界一周!<Yohkoのブログ>

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夫:Yuichi(34歳)SE歴11年。
妻:Yohko(30歳)SE歴7年。

そしてコモドドラゴン

こんな2人がコモドドラゴンとどんな旅をするのか?
旅で何を見つけるのか?
旅の準備から、予定、写真などを公開するブログです。

リアルタイムではアルゼンチン・ブエノスアイレスを出発し
アルゼンチン・フフイという町にいます。
これからボリビア・ウユニ塩湖を目指すため、
高地順応させるためにゆっくり北上します。

こんな私ですが、ブエノスアイレスの宿に
スマホを充電したままフフイに来てしまいました。

2月にブエノスアイレスにもともと行く予定だったので
その時、取に行くことにしてます。

みなさーん2月末まで私達携帯持ってません・・
なので、PCにメールくれたことのない人の携帯アドレス
わかりません。ごめんよ~

地図ダウンロードしたり、目覚ましにつかったり
GPS確認したり、役立っていたスマホ。。。
そして充電器もないのでもう一台のスマホも使えず、
変換プラグも一個忘れてきました。

忘れた自分のアホさに落ち込んだ一日でした。
気を取り直して、アメリカの記事行きます。

【世界一周】第22日目~アメリカ・アリゾナ州&ネバダ州フーバーダム
2012年10月31日-アリゾナ・ネバダ時間-
世界一周22日目

ルート66ドライブを終えて
ネバダ州・ラスベガスへ戻る途中
アリゾナ州とネバダ州の境界にある
「フーバーダム」を見学してきました。 

フーバーダムの見学には
ある意味「国際線の飛行機よりも厳しい」
セキュリティチェックがあります。

 

アメやガムもダメなので飛行機より厳しいです。
パスポートの確認と所持品の確認があります
(X線での荷物確認があります)
 

コモドンは果たして入場を許されるのか・・?!

セキュリティチェックドキドキです

Yuichiのカバンを開けた係員の人
私たちの顔を交互に見つめます。

私たちは「お願い!!」の目で訴えました。

ダム係員「お~かわいいBaybyだね。見学楽しんでくるんだよ」
といってコモドンの頭を撫でてくれました。


そうです。
ぬいぐるみのようなコモドドラゴンに
服を着せて、ダムにまで連れてきている痛い日本人だと
即座に理解して、アメリカ的なノリの良さで返してくれたんです(笑)

恥ずかしかったです。最高に。
でも没収されなくてよかったです。

しかし、今度は私のカバンが引っ掛かりました!!
私はカバンの中にサプリメントを入れていたのですが
それが「食品」にあたるので検査を受けることに・・・

女性の係員が「これは薬よね??(ウィンクしながら)」
と言ってきましたが、空気の読めない私は
「薬じゃなくてサプリメントで、怪しい物ではないです」と必死にアピール
女性係員は「薬って言いなさい!OK?」と小声で耳打ち。

あぁ~常備薬なら持ち込みOKだけどサプリメントは
食品なので没収なんだ・・・とようやく理解した私は
「薬です」といい、ようやく通してもらえました。

発電所というのはテロの対象となった場合
国としてとても致命的な場所だと思います

このくらい厳重なセキュリティは当然だと思います
逆に日本のダム(ダムも発電所です!)
や原子力発電所のセキュリティ大丈夫でしょうか?!
ゆるすぎる気がします。

アメリカのダムは周辺も常に警察や警備の人が何人もパトロールしています
日本の発電所(特に原子力発電所)は、周囲の警備ももっと強化すべきだと思います。
国として発電所を狙われた場合、対処できるのでしょうか?!

フーバーダム見学のためのチケットは3種類あります
①外のみ見学(金額はたしか$8)
②30分のガイドツアー付き見学($11)
③2時間のガイドツアー付き見学(金額は$18~20位だったような)

私たちは時間ないけど、ちょっと内部も見たいので
②のチケットにしました。



 地下に行き、実際の水が流れてるトンネルを見れます 

そうそう、私実は今まで水力発電について
よく理解していなかったです。

水の勢いで発電できるということは
なんとなく知っていましたが、
なぜ水の勢いで発電できるのか?!
全く恥ずかしいことに考えたことなかったです。

ここの設備では英語の理解力乏しい30才代の日本人にも
子供にも分かりやすく、水力発電の仕組みが展示されています 

つまり、超簡単にいうと
水の勢いで磁石の水車を回し
磁石はS極とN極が触れ合うことによって
電気が発生させ、発電していたのですね。

さらにこのタービンと水路は色々と調整できるよう
設計されていて、管理システムが供給量を考えながら
発電量を調整しているようでした。
 
実際のタービンを見ることができます
 
皆規模の大きさにびっくりしてました
  
 
フーバーダムの貯水量は約400億トン
この凄さは数字ではいまいち分からないです。

ダム好きの人なら日本のダムに何か所か
行ったことのある人がいると思います。

私もすごく小さい頃ですが
家族で黒部ダムへ行ったことがあります。
その広大さや迫力に驚きました。

しかし、このフーバーダムは
黒部ダムどころか、
「日本全体のダム約2500基」
全て含めてた水量(250億トン)よりも
多い約400億トンの貯水量があるのです!!

(ちなみに日本最大の湖である琵琶湖の貯水量でも280億トン程度)

いや~アメリカってでかいです。。。

このダム1つで日本全体のダムがうってかかっても
かなわない量の水です。
 
そしてフーバーダムで発電された電力は、
カリフォルニア州、アリゾナ州
そしてラスベガス(ダムの北西48km)に供給されているそうです。
1939年から1948年までは世界一の水力発電だったそうです。

あのネオンギラギラ、クーラーガンガンの
ラスベガスの電気はここで作られていると思うと
さらに凄さを感じました。 
 
ちなみにこのフーバーダムは
1931年に着工し、1936年に竣工したそうです。
わずか5年で、こんな規模の物ができちゃうとは。。 
日本ではダム建設というと
村がダムの底に沈む!とか
自然破壊のイメージがすごくありました。

しかし、広大な土地を持つアメリカでは
火力・原子力に頼らずに自然の水力で膨大な電力を生み出すこの施設は
素晴らしいと思いました。

ここには広大な土地と、巨大なコロラド川があります。
そのため、このような再生可能 エネルギー(コロラド川の水量)を利用して日々膨大な電力を生み出すことができます。


 コロラド川については
グランドサークルの記事で
ホースシューベントグランドキャニオンの記事で紹介しています。

ダムの貯水湖の水はきれいでした↓

日本に置き換えると、こんなに土地もないし
コロラド川のような莫大な水量のある川もないし
ただ単に真似しても、無駄な自然破壊になると思います。
日本という環境では真似したくても、難しいと思いました。

フーバーダムの見学で
世界の再生可能エネルギーについて考える事になりました。
正解とか、答えは全くでないんだけど。

 おまけ
アメリカでもこのダムにおける問題も何個かあります。
ダムの完成により下流域では塩類集積の害が見られるようになったそうです。
また、早急な完成を目指したためか、ダムの建設作業にあたって
熱射病のため122人が死亡したそうです。
慰霊塔のようなものや、亡くなったワンコのためのモニュメントもありました。 

また、1940年には貯水が原因と思われるM5の誘発地震が発生しています。

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