【世界一周】第19日目～アメリカ・アリゾナ州・フラッグスタッフ
2012年10月28日-アリゾナ時間-
世界一周19日目
みなさんクレーターって本物見たことありますか？
月の表面にあるやつが有名ですが
地球にもあります。
隕石が落ちてきたときにへこむあれです。
アメリカは土地がめちゃくちゃ広いので
あるんです。どでかいクレーター♪
アメリカ・アリゾナ州・フラッグスタッフにあるメテオ・クレーターを見てきました。
（Barringer Crater, Meteor Crater, Canyon Diablo Crater）
（北緯35度1分38秒西経111度1分22秒）公式サイトは→こちら ←
入場料無料で、勝手に見れると思っていたんですが
立派な博物館が建っていて、入場料は1人$16
入場にためらうほど予想外に高かったですが
せっかく来たので入場しました（アメリカ国立公園ではありません）
ちなみに14時30まで毎時30分にクレーターの淵をあるくガイドツアーがあります。
英語のツアーなので希望すればその内容を日本語訳したペラ紙1枚がもらえます。
（ツアー、ペラ紙ともに無料。気持ちでチップが必要）
ツアーガイドさん
（おじいちゃんが日本のジャイアンツの入団テストに合格した野球選手だったそうです。本人は熱狂的なニューヨークヤンキースファンとの事。）
ガイドツアーは灼熱の日差しの中、炎天下で30分以上歩くので水とか日よけ対策が必須です。
以下はメテオクレーターでもらったヘンテコな日本語訳のペラ紙より要約
約4万9千5百年前、ここは未開拓の平原だったそうですが
時速約6900kmのスピードで直径20～30ｍの隕石が落ちてきたと考えられているそうです。（現在の研究のシミュレータによる見解）
その衝撃は現在記録されているどの核爆弾よりも大きな衝撃だったそうです
（ＣＧでシミュレートした映画を館内で見ることができました）
この衝撃で、数マイル周辺では全ての木々が打倒され、
生存する生物は無くなったそうです。
現在のクレーター周辺の様子
もともとなんかあったとは思えないほど、果てしなく何もない・・・
また、そこにあった岩も全てどかされて
現在のクレーターの淵が衝撃でどかされた岩たちだそうです
淵を歩くツアーの写真です↓
現在、こんな隕石が落ちてきたら本当に怖いですね。
現在はＮＡＳＡが地球に近づく隕石を見張ってくれているようです。
館内にシミュレータがあって
どの星に、どんな大きさの隕石が、どのスピードで突撃してきたらどうなるか？？
というシミュレートができて楽しかったです。
もちろん地球にして、最大大きいのが、最大スピードで・・にしたら
地球爆発してました。。。
隕石の主な素材はニッケル鉄だそうです
（隕石の実物がありました。触れます）
そして、博物館に重さ比較がありましたが
とても密度が高く重い物質のようです。
クレーター見学しましたが
周囲に何もなさ過ぎて
大きさがいまいち分からない・・・
展望台にあった望遠鏡をのぞくと
確かに肉眼では見えなかったアポロの宇宙服をきた人形とか
みえたりして、遠さにびっくりしますが
周囲の空き地？が広すぎて、実際その場に行っても
そのクレーターがどのくらい広いのか
大きさが実感しずらかったです
深さは約170mで地上60階建てのビル（サンシャインシティ６０）と同じくらいの高さがあるようです。
また、直径は約1300mでその側壁の円周は4.8㎞以上あるようです。
なんだか狭くみえませんか？？
このクレーターは1871年に発見され、当時は死火山だと思われていたそうです。
しかしニッケル鉄が周辺で発見されたことから
隕石によるクレーターだと考えられるようになったとのこと。
実は「このクレーターには巨大なニッケル鉄がうまっている」と考え
この土地を買い占め
人生の25年をこのクレーターの採掘に捧げちゃった人がいますσ(^_^;)
採鉱技師であったバリンジャーさんという人です
1929年に資金がなくなるまで大きな鉄を掘り出すことに頑張ってたそうです。
現在の研究では大きな隕石の９０％は衝突時に気化したと考えられていて
バリンジャーさんが想像していたような
大きな隕石はここにはうまっていないという研究結果が出ています。
しかし、バリンジャーさんがしつこく
「隕石のおかげでこのクレータができた」と言い張っていたおかげで
天文学部門の博士がこのクレータの研究を始めたそうです。
その博士が「月にあるクレーターは隕石の衝撃に寄ってできたものだ」と
証明することができたのはこのクレーターがあったからだそうです。
また、ＮＡＳＡの宇宙飛行士も
月に行き、月のクレータの物質を採掘するための練習を
この場所で実施したそうです。（アポロ計画）
他にもこのクレーターより大きなクレーターは沢山ありますが
月のクレーターが隕石の衝突によりできたものだと
証明するきっかけになった点とCOESITEとSTISHOVITEという
２つの新しい鉱物もここで発見されたという点で
このクレーターの天文学的価値は高いとガイドさんは力説してました。
現在このクレーターの所有者はバリンジャーさんの子孫だそうです。
バリンジャークレーターとも呼ばれています
おまけ
メテオクレータに行くまでの道
「METERO CreterRd」は牛がいっぱい。
思わず、車を減速して、サファリパークのように
窓から牛を見ながらドライブしちゃいます
渡りたくて、足を道路にかけては・・・
躊躇してやめてます。
茶色126番の牛さん：
「写真なんか撮ってないで早く通り過ぎてくれ」
という目で見てきます
牛、癒されます。
白の251番も見てきます
牛さんたちに別れを告げて走ると
今度は長ーーーい列車が。
連結しすぎ～～～
ずーっと続く貨物列車にびっくりです。
のんびりした牛と、長い貨物列車・・・
いよいよルート66のドライブスタートです♪
ルート66ドライブ編につづく♪
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