映画『白夜行』(ネタバレしまくり)
監督 深川栄洋
脚本 深川栄洋
原作 東野圭吾
音楽 平井真美子
出演者 堀北真希、高良健吾、船越英一郎。
【あらすじ】
昭和55年、質屋の店主が殺されるという事件が起きるが、結局被疑者死亡のまま解決。
だが、当時の担当刑事笹垣(船越英一郎)は、何か腑に落ちないものを感じていた。
数年後、事件の殺人犯と目されていたがガス中毒死した女の娘雪穂(堀北真希)は美しく成長し、一方質屋店主の息子亮司(高良健吾)も事件後は家を出ており……。
キャッチコピーは「殺したのは、心。」。
2011年1月29日公開の同小説を原作としたサスペンス映画。
監督は『半分の月がのぼる空』の深川栄洋、主演は『ALWAYS 三丁目の夕日』の堀北真希と『ソラニン』の高良健吾。
第61回ベルリン国際映画祭・パノラマ部門正式出品作品。
原作の時代考証に忠実であることを心がけ昭和55年から平成10年までの時代に応じたロケセットを準備、ロケは2010年3月から6月までの約3ヵ月に渡り撮影、ロケ地は8都県に及んだ。
特にラストシーンのロケでは300人にも上るエキストラが集められている。(シネマトゥディ)
そんなわけで、『白夜行』見てきました。
はじめは見るつもりなかったんですが、パンフレットに手をかけてる感があったのでついなんとなく。
まずこの『白夜行』って作品へのぼくのスタンスですが、原作の小説は大好きです。
これきっかけで東野圭吾にハマって、ブックオフで100円のを買いまくって読み漁りました。
『白夜行』以外で楽しかったのは『悪意』ぐらいしか記憶にないですけど・・・。
ちなみに続編らしき『幻夜』も読みましたが、こっちはいまいちでした。
ドラマのほうも一応は見てたのですが、主演が山田孝之、綾瀬はるかとどちらも好きな方が演じてらして、雪穂の子供時代が福田麻由子とこちらもとてもかわいかったのでそれだけで十分です。
綾瀬はるかが走るたびにむねが揺れまくってましたな(●´ω`●)ゞ
とゆーか、そもそも『白夜行』を映像化っていわれたところで、原作が好きな人ほどさして期待はしていないと思います。
まして映画化とか時間的に無理すぎる。
そんなユルユルのハードルでみてきましたけど、感想としてはそこそこおもしろかったです。
いい所と悪いところを箇条書きすると
よかった所
・堀北真希の裸(背中と肩だけ)が見れる。
・亮司役の高良健吾がまぁまぁ良かった。子供時代の子役もがんばってた。
・劇場を貸し切れる可能性が高い。
・元刑事役の船越と雪穂が児童図書館でニアミスするシーン。
・宮川一郎太。
悪かった所
・子供と学生時代の違和感。
・堀北真希の違和感。
・船越の船越感。
・ラストの唐突感。
こんな感じ。
子供時代と堀北真希に違和感ありまくりなので、全編通して違和感しかなかった。
とくに学生時代とかひどかった。
聖子ちゃんカット?あの時代、学生じゃなかったからわからないですけど、みんなあんな違和感のある髪型してたんですかね。
大学生がデートに全身白のスーツとか。
意識してかはナゾですけど、子供時代はテンポとか間が笑わせようとしてる感じになってて、こんな雰囲気でいくのか心配になった。
関西の競馬ファンとしては、宮川一郎太の演技に爆笑させていただいたけど。
ラストでの船越の台詞はちょいと唐突すぎる気がします。
もうちょっと説明がほしかった。
いきなり「お前の父親になりたかった」的なことをいわれても・・・。
子供が死んだから、その後も追い続けているうちに・・・みたいな感じなのでしょうか。
でも、このときの屋上で待ってた亮司はよかった。
あと、雪穂を守るために亮司がやってることが陰で他にもいろいろしてるのでしょうけど、大きく取り上げられてるのが全部同じ手法ってのもどーかとおもったけど、雪穂が子供時代にされたからみたいな感じなのでしょうか。
青酸カリ使ったりもしてますけど。
そういえば、嫁の調査を旦那から依頼された探偵有能すぎ。
そんなこんなで50点ぐらい。
レイトショーで見たんですけど客はぼく一人だったので、貸し切って映画を見たい人にはオススメ。
堀北真希に違和感を感じなければもっと楽しめるかも。