生き物の生存は本来、持続して遺伝子を残し続けることが最大の目的です。
 
一気に増えて一気に滅びるような生き方をしている生き物は、成功者とはいえない。
 
人間もそうした生態系のセオリーに則って、社会全体の持続性を考えるときが来ています。
 
 

 

 
 
 
人間って生物学上では本来すごく弱い生き物です。
弱いからこそ集まってコミュニティをつくって野生生物たちとの闘いに勝って、生き残ることができた。その過程で他の生物種が持たないヒューマニティという人間特有の性質を進化させた。
血の繋がりのない他者も助けるという利他性こそが人間の武器であるのに、社会が肥大化し、物質的な豊かさが増すにつれ、自我や個人的欲求を優先させてしまうという利己性が利他性に勝るようになってしまった。
 
 
 

https://marisol.hpplus.jp/article/54722/01/
世界に比べて、日本は遅れている!?【短期集中連載 姜尚中さんに聞く ポストコロナの社会学 第2回】より引用。



強い国家は全体主義に陥りやすく、国民も不当な圧力を受けることになりかねません。そこで強い国家に歯止めをかける制約として「強い社会」が必要になります。「強い社会」というのは、人権や自由、言論が守られている社会です。17世紀の哲学者トマス・ホッブズは、国家のことを旧約聖書に出てくる怪物リヴァイアサンにたとえましたが、リヴァイアサンが暴れ狂うことがないように強い社会がたがをはめ、人権や自由がぎりぎり守られる中で、国家がその強制力を十分に発揮できるようにすることが大事なのです。