今年も、6月もあと2日で終わり、去年は関東地方にも大雨と強風をもたらしましたが、夏や梅雨時期の強い風(烈風)というのは、剣道防具を装着して稽古をする時だけでなく、風通しの悪い場所で物事を行うこともある私にとって、邪なものを吹き飛ばす心地よいものであると感じてしまいます。
去年は当ブログで取り上げている創作の対比をリブログしましたが、今年もフロントミッション関係のプラモの公開が数日前にありましたので、スクウェア・エニックスの『フロントミッション3』のエマ編の終盤での「…手加減無しだ」という武村和輝の発言に関して、和輝の側にいた亮五とデニスは何を感じたのか?について熟考する必要が高いことがスクウェア・エニックスの方でも10年前よりは考えてくれるようになったようです。
もともと、この場面こそが『フロントミッション3』でシナリオライターが我々のために各自で考えることを要する展開であると設定したのだと思い、和輝のヴァンツァーを「112式法春」にしている人も多く、『フロントミッション1ST』のドリスコルと対極の存在としての武村和輝という描写が鮮明に浮かび上がりやすくすることで、和輝が持つ「惻隠の心」と「仁義礼智信」の尊さと重さを感じさせるようになっています。
卑劣で冷酷で陰湿で、弱者に苦痛を押し付け平然と切り捨てるだけしかできないドリスコルが「鋼鉄の邪神」だが「SRPG史上最弱のラスボス」と言われるほど愚かな「弱いラスボス」なのに対し、自分自身の心の弱さを認めることができるようになり、学ぶことができ、「惻隠の心」と「仁義礼智信」を自己確立できる真の優しさを持つに至る武村和輝は「真仁(魔神)」にして「フロントミッションシリーズ本史における一番強い主人公」というのも剣道が本当に好きな私には納得できます。
仁:思いやり
義:人としての道を踏み外さない
礼:礼儀作法を守ること
智:正しい判断・知恵
信:信頼・誠実
惻隠(そくいん)の心:
「弱者、敗者、虐げられた者への思いやりと共感」という意味で、
「人を思いやる心」
