『龍―RON―』は、『六三四の剣』と『―JIN―仁』とともに村上もとか先生の代表作と言われており、『六三四の剣』と同じ「本当の強さとは何か」という問いも在るだけでなく、『―JIN―仁』と同じ「歴史大河漫画」ともいえる内容で、第1巻の時点で後の展開に関する描写も在り、巻数が多いので電子書籍での購入も一考した方が良いかもしれませんが、今の世の中の状況は、「人類は何も学ばない」という言葉通りなのでは?と疑いたくなりますし、「人類は何も学ばない」ままで良いのかと私は訴えたくなります。
 
 
 
 
 
 
武道者にとって竹刀は刀と同じ
人の命を奪うもの…
 
村上もとか『龍―RON―』第1巻30ページより
 
 
 
武士たるもの、戦うべき敵は自分の中にあるのです
 
村上もとか『龍―RON―』第1巻50ページより

 

 
という言葉は、『六三四の剣』にも込められている村上もとか先生からの惻隠の心と深く関わる、武士だけでなく我々人間全体に対する問題提起でもあると想いますし、スクウェア・エニックスの『フロントミッション3』のエマ編や『ライブアライブ』、永井豪先生のリメイク版『魔王ダンテ』、島袋光年先生の『トリコ』等に受け継がれ、三条陸・稲田浩司先生の『冒険王ビィト』や手塚治虫先生の『火の鳥』等とも共通する要素とも言えます。
 
 
 
 
 
 
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遺伝子の水平伝搬で生物の進化を促すことができるウイルスと、命を奪うことしかできず生物の進化をもたらすことができない核兵器、『フロントミッション3』と村上もとか先生の『龍―RON―』の2つの物語を読み比べると、どちらが人間だけでなく他の生き物にとって恐ろしいのかを考える必要があります。

 

 
 
 
 
 
 
 
手塚治虫の戒め
 
「基本的人権を虚仮(こけ)にしてはならない」
「戦争や災害の被害者を虚仮にしてはならない」
「特定の職業を虚仮にしてはならない」
「国民や社会的弱者を虚仮にしてはならない」
「作家は権力の側に立ってはならない」
 

 

 

 

 

 

 

 

 

仁:思いやり
義:人としての道を踏み外さない
礼:礼儀作法を守ること
智:正しい判断・知恵
信:信頼・誠実
 
 
 
 
 
 
惻隠(そくいん)の情
「弱者、敗者、虐げられた者への思いやりと共感」という意味で、
「人を思いやる心」