スクウェア・エニックスの『フロントミッション』シリーズ、2006年あたりから衰退しはじめたのは、カレンとロイドのことを真剣に顧みないで『フロントミッション1ST』に拘り過ぎた「1ST偏重主義」の弊害が生じ始め、『フロントミッション3』のリメイク等をしなかったのがマイナスになったと私は想う。
『フロントミッション5』のアリーナを見ればわかりますが、カレンとルカーヴの扱いに関しては初めて知ってしまったときから問題あり過ぎだと感じましたし、ドリスコルはオルソン以外ではケビン・グリーンフィールドと組ませればここまで不評にはならなかったし、チーム「HEROES」の武村和輝もオールゼニスRVにしとけば、より好評になっていたと私は考えています。
『フロントミッション1ST』の楔が強すぎて、『フロントミッション』シリーズは各作品ごとのファンとアンチの溝が大きいのも事実ですが、手塚治虫の作家としての戒めである、
を守り続け、保ち続けるために、『フロントミッション3』の物語の問題提起と主人公の心の成長が描かれた「惻隠の心」と「仁義礼智信」を重んじる『フロントミッション3』のような話も多くの人々が尊重していれば衰退しなかったと思ってしまいます。
『フロントミッション3』のエマ編の武村和輝はアリサ編の彼と比べて、主に中盤で人間の弱さ・愚かさを知ってしまう反面、ルカーヴとの関係に関してアリサ編と大きく違うのは「仲間だから見捨てられない」とルカーヴに返答したことが後になって重要となり、エマ編に行くために亮五に対して「付き合う」と返答すると、ルカーヴとの関係や多くの他社にも変化や影響を及ぼす点は常に考えさせられます。
