新型肺炎やインフルエンザウイルスの件で『アバタールチューナー』での悪魔化ウイルスのことを思い出し、ぬらりひょんのことが気がかりになりましたので、たまには『ゲゲゲの鬼太郎』『地獄先生ぬ~べ~』『女神転生シリーズ』の話をします。
アニメ版『ゲゲゲの鬼太郎』第6期も最終章「ぬらりひょん編」に入り、今回はついにペテン師妖怪にまで堕ちたぬらりひょんの暗躍によって妖怪も人間も破滅へと突き進みかねない状況は、アニメ版『ゲゲゲの鬼太郎』第6期が「妖怪は本来怖い存在である」と伝えると同時に、「人間の醜さや愚かさ悪辣さ」も語られており、とにかく真倉翔&岡野剛の『地獄先生ぬ~べ~』や『霊媒師いずな』やアトラスの『女神転生』シリーズ並みに問題提起が重い。
『地獄先生ぬ~べ~』でのぬらりひょんが、ヤン・カイルンに襲撃されても客人神であり続けることができた心の強い神であり続けたのに対し、アニメ版『ゲゲゲの鬼太郎』第6期のぬらりひょんは、いじめや差別を止めない愚者が多い普通の人間並みに心が弱い哀れな悪魔という見方もできまし、アニメ版『ゲゲゲの鬼太郎』第6期のぬらりひょんが目指しているのは「神」であることは把握できますが、今回の彼がなれる「神」は「邪神」にしかなれない不快であると同時に貪欲だが行動原理の切り替えができない病的な悪魔ともいえます。
現実世界にもいるペテン師妖怪の方の「ぬらりひょん」について語った下記のツイート、読んでみて納得し、大笑いできました。
https://twitter.com/kikko_no_blog/status/686560998849810432
心が病んで精神が腐ると人相にも表われるという顕著な例だそうで、
今までの鬼太郎のぬらりひょんが好きな人でも、第6期の鬼太郎に登場するぬらりひょんを嫌う人はかなり多いと思います。
アニメ版『ゲゲゲの鬼太郎』第6期のペテン師妖怪にまで堕ちたぬらりひょんの本心では人間を敵視しているものの、悪い意味で人間らしい邪神であり、『ゲゲゲの鬼太郎』第6期に登場する女性首相との関係は、ある意味『真・女神転生ストレンジジャーニー』で語られた、シュピーゲル効果そのものと言え、両者が持つ権力欲・排他性はから窺えることは、ぬらりひょんは地上の人間である女性首相の写し身・対になる存在といえるのかもしれません。
今後はバックベアードも復活し、第6期『ゲゲゲの鬼太郎』の世界がどうなるのかは簡単には想像できませんが、おちたぬらりひょんが作る世界は『真・女神転生ストレンジジャーニー』でのカオスエンドの通常バージョンに近い、妖怪も人間も傷つけあう創造力が無い世界しかできないと私は思いました。
『霊媒師いずな』ではいずなを苦しめた駄業鬼が復活するという展開から、駄業鬼は鬼太郎第6期におけるバックベアードに近い立ち位置であると仮定すると、『霊媒師いずな』の事実上のラスボスである戸隠厳山というダークサマナーは明らかに言葉巧みに他者をだまし使い捨てにする冷酷さが堕ちた神であるぬらりひょんと共通し近い立ち位置であるのは疑いようがありません(『霊媒師いずな』本編にて、駄業鬼と戸隠厳山は対峙したことはないのですが…)。
第6期鬼太郎での石動零はぬ~べ~と比較されることが多いですが、『霊媒師いずな』での千佳羅同様、故郷を滅ぼされたという設定と、何らかの形で地獄を訪れるという展開が共通していることも忘れてはならないと思います。
『アバタールチューナー』で例えると、今の人間世界は悪魔化ウイルスで鬼太郎6期のペテン師妖怪の方のぬらりひょんに変身する輩が多く、ぬ~べ~の客人神としてのぬらりひょんに変身する人々は少ないんだろうと想うと悲しくもなります。