今日は昼間は晴天で気温も少し暖かく、体調も良かったので、剣道合同稽古に参加し、昇段審査に備えて日本剣道形と防具着用での稽古をしてきました。
日本剣道形では、2人1組で行う際、今日の相方をしてくださった人が穏やかな方でしたので、自分自身の剣道形をより良い質へと向上させたいという気持ちが高めやすくなり、仕太刀側になった際の高段位の先生からの指摘は打太刀側との間合いを小さくするには「気迫を今以上に高め、今以上に近づくことで、剣先がより相手の顔に近く位置になる」と言われ、私が打太刀側になった際は1本目は「左上段の構えでの剣先の位置の再確認」と3本目の突きでの「手の握りがぶれないようにするための柄の握り方についての再確認」と仕太刀側からの突きの時の足の動かし方についての形稽古となりました。
15時10分頃からは防具着用での通常稽古となり、「一足一刀の相面覚悟の面打ち」を主題とし、小手や胴打ちを少し織り交ぜながらの打ち込みとなり、一足一刀からの打ちでの相手との間合いが遠かったり近すぎたりと自問自答と足さばきの試行錯誤を繰り返し、待機しての見取り稽古では、今回は将来私自身が元立ち側になるときのためにも、高段位の先生方の元立ちになった際の動き方を見ることにし、「体当たりや引き技」を意識した元立ちを行う心構えについて考えることができ、稽古終了後に、間合いが遠い場合の一足一刀と間合いに関する自己判断の難しさについて教わりました。
今回の剣道合同稽古会では、形稽古も防具着装時の稽古も、間合いと足さばきの歩幅について教え諭され、自問自答する日となり、帰宅後は「面鳴り」での素振りを「惻隠の心」と「仁義礼智信」の重みを考えながら、正面素振りは30本、左右面の素振りは20本を2セット行いました。
仁:思いやり
義:人としての道を踏み外さない
礼:礼儀作法を守ること
智:正しい判断・知恵
信:信頼・誠実
惻隠(そくいん)の情:
「弱者、敗者、虐げられた者への思いやりと共感」という意味で、
「人を思いやる心」