HAS HUMANITY LEARNED NOTHING
人類は何かを学んだのか

『LEFT ALIVE』2017年トレーラーより












現実世界の今の日本の状況と『フロントミッション3』の日本の状況を比べつつ、『フロントミッション3』の沖縄を見ていると、沖縄に住む人々と自然環境に少しでも配慮し沖縄海洋都市を造った分、現実世界の現政権よりははるかにマシ、と感じる点も多く、沖縄に住む人々を顧みず、安易安直に自然破壊や他者を使い捨てにすることに悦楽を感じているという節を持っているのでは?と感じてしまうアメリカ軍や現在の政権よりは、エマ編のルカーヴのほうが(良い意味で和輝の影響を少し受けることができた分)沖縄に住む人々と正しく接することができると思いますし、自然環境も大切にできるんじゃないかと思うこともあります(アリサ編で和輝たちが対面する首相は(良い意味で)『ガンハザード』のオーウェン大統領的要素も微塵とはいえ感じますし、アーク大佐は『フロントミッション3』の佐々木の立ち位置であるのは言うまでもない)。







「真の愛国心」というものは、惻隠の心を持ち、悲劇と悪夢の繰り返しに対する義憤を持ち、障害を持っている人々や社会的弱者、沖縄に住む人々をはじめとする戦争の被害者や美しい自然、少数派や被災した民に対する優しさや思いやりがあってこそ自発的に生じる、国とは民がいてこそ成り立つものであり、慈悲の心を持たず民の命や心を軽んじ、少数派や社会的弱者や被災者や障害を持っている人々や沖縄に住む民や戦争の被害者を顧みず弱者に苦痛の押し付けをし、仲間はずれにし、話し合いをする努力を放棄し、他者を使い捨てにする愚行は愛国心とは言えません。苦痛を押し付ける国を愛することを強要する思想は、人として、剣道家として悲しくなります。









すなわち、他の多くの国々にも当てはまることですが、「少子化」というのは、上記の「真の愛国心」を持たない、思いやりと優しさを失い、苦痛を押し付けることに対する罪の意識が無い者に対する抗議であり、障害を持っている人々や社会的弱者、沖縄に住む人々をはじめとする戦争の被害者や美しい自然、被災した民や少数派に対する優しさや思いやりが微塵も無く、原子力発電所のリスクを真摯に理解できず、苦痛を押し付ける大日本帝国と同じ愚挙をする思考停止が招いた仲間はずれにし話し合いをする努力を放棄し、他者を使い捨てにする愚行の報いでもありますし、沖縄に住む民や戦争の被害者や被災者の嘆きを真摯に理解できないのでは日本も救えないし、誰も救うことはできません。







仁:思いやり
義:人としての道を踏み外さない
礼:礼儀作法を守ること
智:正しい判断・知恵
信:信頼・誠実




惻隠(そくいん)の情
「弱者、敗者、虐げられた者への思いやりと共感」という意味で、
「人を思いやる心」








私は剣道が好きですし、『フロントミッション3』で主人公である武村和輝を見守れたからこそ、真摯に剣道が好きな人は、(少なくとも当時は大日本帝国の悪意のせいで仁義礼智信や惻隠の情を学ぶことができる剣道の良さを理解してくれなかった上、)今でも沖縄の民を真摯に顧みないアメリカ軍によって剣道が妨げられた悲劇を風化させてはなりません。












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