国を守るために
人を捨てるやり方なんかしても何も救えない










私も1999年9月2日に『フロントミッション3』を始めた頃は「和輝は好きで、ルカーヴはあまり好きではない」が、「ルカーヴはドリスコルやオルソンよりははるかにマシ」という印象だったのは、私自身が自分自身が持つ「心の負の普遍性」を適切に見ることが上手できなかったとはいえ、『フロントミッション1ST』の悪役が惻隠の情を微塵も持っていないからというのもありました(『フロントミッション1ST』が好きな方には申し訳ありませんが、私は今でも「ケビン編」の主人公・ケビンもマリアも好きになれない上に、『フロントミッション3』に続かない『フロントミッション ドッグライフ&ドッグスタイル』の犬塚研一も好きになれないんです)。







私のルカーヴに対する感情の変化は、(『LEFT ALIVE』へと続く)「アリサ編」と(『ガンハザード』と同じく分岐した世界である)「エマ編」を両方完結させてから設定資料集を読み、自己分析を少しでも行う努力をしつつ、『フロントミッション3』が好きな他の方の意見を知る内に和輝が好きな人は(少なくともエマ編の)ルカーヴも好きな人も多く、私自身も「エマ編」と「アリサ編」での和輝とルカーヴの関係の違いについて考えるうちに、2人が「エマ編」よりも早く会うことができたなら…と想うことがありますし、「エマ編」のエンディングでの和輝の発言は、ルカーヴの激しい怒りと深い悲しみを克己忍耐の末に悟り、真の強者となり理解できたからこそて言うことができたのであり、『フロントミッション3』の主人公・武村和輝をプレイヤーが「見守る」意義が「エマ編」の終盤で発見できる仕組みとなっていると想います。








惻隠(そくいん)の情
「弱者、敗者、虐げられた者への思いやりと共感」という意味で、
「人を思いやる心」









仁:思いやり
義:人としての道を踏み外さない
礼:礼儀作法を守ること
智:正しい判断・知恵
信:信頼・誠実




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