越前之守いわく
「動画を文章化することで、さらに自分の物に出来るとの信念で毎回レポートを提出していただいています。
実際まじかで、指導を受けている、崇菱会の会員の皆様も見習いたいものです。
(はじめに)
藤原先生はじめ、中村会長、村井先生、崇菱会の皆様方にはいつもお世話になりありがとうございます。いつもながらの藤原先生の熱心なご指導並びに貴重な指導動画の配信に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
(御礼)
また、10月6日には、崇菱会10周年特別稽古会並びに懇親会に参加させていただき、本当にありがとうございました。お陰様で大変有意義な稽古を経験させていただきました。当日の特別稽古会に当たりましては、会員の皆様方の大変なご苦労があったこととお察しいたします。本当にありがとうございました。懇親会でも、会員の皆様やほかの県の剣士の皆様方と交流ができ、思い出に残る一夜となりました。その後、村井先生のブログと崇菱会のブログに大量の写真と動画がアップされ、恥ずかしながら自分が映る動画を観て、汗顔の至りでありました。
(藤原先生との稽古所感)
特別稽古会では、村井先生のご厚意で、いの一番に藤原先生に初めて懸からせていただきました。稽古の前の藤原先生の印象は、福井の東尋坊のような絶壁に向かっていくようなものではないかと想像していましたが、まったく予想は外れて、何か大きな真綿の塊のような物体に向かっていくような感じがしました。打って出てもその真綿に包み込まれて力が吸い取られてしまうような感じです。しかし、先生が面を打って来られると、真綿の柔らかさは微塵もなく、ドーンと大砲に撃たれたような衝撃を感じました。与えられた稽古時間は2分間でしたが、どこをどう打ったのか覚えておらず、年甲斐もなく無我夢中で懸かっていってしまったため、息が上がり、先生のご配慮により1分40秒くらいで止めていただきました。おそらく模擬審査の講評にもありましたように、力んで、手の力だけで打っていたのではないかと思います。恥ずかしい限りです。こんどもし先生に懸かれる機会があれば、年相応のもうちょっと落ち着いた剣道をしてみたい、と反省も兼ねて考えております。
(模擬審査立会いでの指摘事項と今回の通信教育との関わり)
特別稽古会の模擬審査立会いで藤原先生から以下の3点についてアドバイスを頂きました。その3点について、今回の通信教育の指導動画の中でより具体的なご指導がありましたのでそれを先に書かせていただきます。
1「肩の力を抜いて、縮こまらず、もっと胸を張って、堂々とすること」
素振りの時、手と足だけ見るといいが、姿勢の悪い人がいる。とくに首の位置が前に出ている人がいる。首は耳と肩のラインが直線になるようにすること。普段から意識して姿勢が良いかどうかチェックする必要があり、素振りでそれを確認しながら剣道の本体を作って行くこと。
※道場の先生からも良く言われていることであり、私の悪い癖です。すぐ力んでしまい、生来の猫背になりがちな姿勢が剣道にも出てしまいます。これは剣道の稽古の時だけ姿勢を正しくしてもすぐ元に戻ってしまいますから、日常生活から姿勢をよくしていかなければと歩く時も気を付けるようになりました。
2「面、小手、胴を打つ時、躰の上体を傾けたり、ぶれたりして打っている。打つ時も打った後も躰は常に相手に対し正対していること」
地稽古や、審査でも、打たれまいとして、仕掛けて打つ時も応じ・返し技を打つ時も躰を避けて打っている人がいる。常に躰の軸をぶらさず、相手に正対していることが大事。正対しない打ちは何の意味もない。
※これは先生がいつも戒めておられる「打たれたくない」気持ちが、まだ心の中に残っていて、それが躰の動きの中で出てしまうようです。「打たれてもいい」という境地には程遠いということが分かりました。
3「折角、いい面(おそらく返し面のことだと思います)を打っても、打ち抜かずにすぐ止まって振り向いている。もっとダーンと打ち抜けること」
打った瞬間がマックスになって、終わってしまう人がいるが、打ち抜ける時にマックスになるようにすること。そのためには、打ったあと、「メン」ではなく、「メ、エーン」と、「エ」に力を入れると伸びが出てくる。
※特別稽古会の私の動画を観て、やはり剣道は、足が大事。足が動かなければ剣道にならないということがよく分かりました。第一、格好が悪い。やはり剣道は、誰が見ても格好が良くなければと改めて痛感した次第です。悪い姿勢も相手に正対しない打ちもこの格好悪い部類に入ります。
(上記以外の今回の通信教育での重要と思われる指導項目)
1「実践的な素振りを」
竹刀の振りは、正中線を通る縦振りが基本。そのためには、竹刀の握りをしっかりして〈両手首のVゾーンを作って〉鼻とへそのラインを通るように縦振りすればよい面打ちができる。
素振りは、単なる準備運動ではない。素振りでもとくに面打ち素振り4種(上下素振り、正面素振り、左右面素振り、早素振り)をしっかりやって面打ちの上達に繋げなければならない。
2「切返しのポイント」
切り返しには、基本のすべてが詰め込まれている。普通は腕の動きを見るが、私(藤原先生)は足を見る。足幅が常に一定かどうか、乱れがないか、とくに左足が常に右足の後ろに付いているか、前に出ていないか、などを見る。腕は、弛んで伸びるの繰り返し。とくに左手が正中線上にあるように意識すること。元立ちも相手のリズムに合わせなければならない。
3「間合いの出入りからの攻め方」
・間合の出入りは、まず竹刀を絡ませるところから入る。竹刀の絡ませ方の基本は、表と裏を使う。面、小手、胴へ行くにも表、裏がある。攻める時の竹刀の動きは、相手に対して楕円状に使い、顔を突くつもりで小手、面を打つ。
・遠間から間合いを詰め、相手とのやり取りをしながら(これが大事)、時間、距離でリズムを変える。相手が崩れるように、打って来るように攻める。主導権は常に我にありの気持ちで。
・技を仕掛けて、相手が応じ、それをまた応じ返す。複雑なやり取りをしながら反応を見、その中で技が決まる感覚を覚える。読み、読まれるという気持ちのやり取りの中でそれをどう利用するか考えること。
・さらに上の人になると、相手を迷わせるほうへ誘導する。つまり、構えの隙ではなく、心の隙、乱れを突く。その心の乱れをいかにつくらせるか。そのプロセスを上の人は大事にする。まず竹刀を絡ませて、相手の感じを掴む。上の人になれば、自分の心の乱れも分かる。構えの崩れは心の乱れから来る。逆に言えば、心の乱れを突けば、構えの隙を突ける。(この辺りになると判じ物のようでなかなか分かりにくい。具体的にどうすればいいかについて、次の◎指導がヒントになりました)
◎間合いの出入りから、一歩攻め込んで面に行くのは基本だが、一歩攻める時に、小手に行くと見せるかどうかは別にして、相手の竹刀に触れずに縦振りで上から表裏と持って行き、相手が外そうとする隙を狙って面に行く。逆に、下から裏表と持って行き、相手が外そうとする隙を狙って面に行く。二通りある。それを理論的に理解した上で稽古すること。
・間合いの出入りで大切なことは、相手は常に動いていることを見越して打つこと。この見越すことが大事。
・間合いの出入りから打つ時は、足〈幅〉も上体も変えないこと。変えれば相手に映る。基本は変えずに面を打つ。間合いを詰めて、下腹の力を抜かず、「ウン、ターン」のリズムで打つこと。
4「小手打ち、小手面打ち、そして面打ちへのこだわり」
藤原先生の「生命線」は、面打ちと小手・面打ちの連続技。小手・面を打つために小手打ちをしっかりやる。小手打ちの小手と、小手・面の小手は出来るだけ同じ小手を打つこと。連続技の小手・面は、小手より面に威力がないと駄目。
5「引き技」
全体的に、みなさんの引き技は下手。若い時の打ち込み稽古、懸かり稽古が十分できていないとこの引き技は難しい。
・引き面
表、裏からの引き面。相手との間合いをどう作るか、竹刀をどこまで引き上げれば竹刀がスムースに回せるか、相手を見ながら考え、工夫すること。引き面が上手く打てないようでは六段、七段とは言えない。
・引き胴
振り上げての引き胴は一本になるが、そうでない場合(手打ちになって)難しい。引き胴は、右足を踏み込んで胴を打つこと。左足に重心を置くと手打ちになる。打ったあと、横を向く人、打ち逃げする人がいるが常に相手と正対すること。
引き胴は苦手な人が多いがある程度できるようにしておくこと。得意なものを伸ばすのもいいが、不得手なものにもチャレンジすることが大事。
(御礼)
また、10月6日には、崇菱会10周年特別稽古会並びに懇親会に参加させていただき、本当にありがとうございました。お陰様で大変有意義な稽古を経験させていただきました。当日の特別稽古会に当たりましては、会員の皆様方の大変なご苦労があったこととお察しいたします。本当にありがとうございました。懇親会でも、会員の皆様やほかの県の剣士の皆様方と交流ができ、思い出に残る一夜となりました。その後、村井先生のブログと崇菱会のブログに大量の写真と動画がアップされ、恥ずかしながら自分が映る動画を観て、汗顔の至りでありました。
(藤原先生との稽古所感)
特別稽古会では、村井先生のご厚意で、いの一番に藤原先生に初めて懸からせていただきました。稽古の前の藤原先生の印象は、福井の東尋坊のような絶壁に向かっていくようなものではないかと想像していましたが、まったく予想は外れて、何か大きな真綿の塊のような物体に向かっていくような感じがしました。打って出てもその真綿に包み込まれて力が吸い取られてしまうような感じです。しかし、先生が面を打って来られると、真綿の柔らかさは微塵もなく、ドーンと大砲に撃たれたような衝撃を感じました。与えられた稽古時間は2分間でしたが、どこをどう打ったのか覚えておらず、年甲斐もなく無我夢中で懸かっていってしまったため、息が上がり、先生のご配慮により1分40秒くらいで止めていただきました。おそらく模擬審査の講評にもありましたように、力んで、手の力だけで打っていたのではないかと思います。恥ずかしい限りです。こんどもし先生に懸かれる機会があれば、年相応のもうちょっと落ち着いた剣道をしてみたい、と反省も兼ねて考えております。
(模擬審査立会いでの指摘事項と今回の通信教育との関わり)
特別稽古会の模擬審査立会いで藤原先生から以下の3点についてアドバイスを頂きました。その3点について、今回の通信教育の指導動画の中でより具体的なご指導がありましたのでそれを先に書かせていただきます。
1「肩の力を抜いて、縮こまらず、もっと胸を張って、堂々とすること」
素振りの時、手と足だけ見るといいが、姿勢の悪い人がいる。とくに首の位置が前に出ている人がいる。首は耳と肩のラインが直線になるようにすること。普段から意識して姿勢が良いかどうかチェックする必要があり、素振りでそれを確認しながら剣道の本体を作って行くこと。
※道場の先生からも良く言われていることであり、私の悪い癖です。すぐ力んでしまい、生来の猫背になりがちな姿勢が剣道にも出てしまいます。これは剣道の稽古の時だけ姿勢を正しくしてもすぐ元に戻ってしまいますから、日常生活から姿勢をよくしていかなければと歩く時も気を付けるようになりました。
2「面、小手、胴を打つ時、躰の上体を傾けたり、ぶれたりして打っている。打つ時も打った後も躰は常に相手に対し正対していること」
地稽古や、審査でも、打たれまいとして、仕掛けて打つ時も応じ・返し技を打つ時も躰を避けて打っている人がいる。常に躰の軸をぶらさず、相手に正対していることが大事。正対しない打ちは何の意味もない。
※これは先生がいつも戒めておられる「打たれたくない」気持ちが、まだ心の中に残っていて、それが躰の動きの中で出てしまうようです。「打たれてもいい」という境地には程遠いということが分かりました。
3「折角、いい面(おそらく返し面のことだと思います)を打っても、打ち抜かずにすぐ止まって振り向いている。もっとダーンと打ち抜けること」
打った瞬間がマックスになって、終わってしまう人がいるが、打ち抜ける時にマックスになるようにすること。そのためには、打ったあと、「メン」ではなく、「メ、エーン」と、「エ」に力を入れると伸びが出てくる。
※特別稽古会の私の動画を観て、やはり剣道は、足が大事。足が動かなければ剣道にならないということがよく分かりました。第一、格好が悪い。やはり剣道は、誰が見ても格好が良くなければと改めて痛感した次第です。悪い姿勢も相手に正対しない打ちもこの格好悪い部類に入ります。
(上記以外の今回の通信教育での重要と思われる指導項目)
1「実践的な素振りを」
竹刀の振りは、正中線を通る縦振りが基本。そのためには、竹刀の握りをしっかりして〈両手首のVゾーンを作って〉鼻とへそのラインを通るように縦振りすればよい面打ちができる。
素振りは、単なる準備運動ではない。素振りでもとくに面打ち素振り4種(上下素振り、正面素振り、左右面素振り、早素振り)をしっかりやって面打ちの上達に繋げなければならない。
2「切返しのポイント」
切り返しには、基本のすべてが詰め込まれている。普通は腕の動きを見るが、私(藤原先生)は足を見る。足幅が常に一定かどうか、乱れがないか、とくに左足が常に右足の後ろに付いているか、前に出ていないか、などを見る。腕は、弛んで伸びるの繰り返し。とくに左手が正中線上にあるように意識すること。元立ちも相手のリズムに合わせなければならない。
3「間合いの出入りからの攻め方」
・間合の出入りは、まず竹刀を絡ませるところから入る。竹刀の絡ませ方の基本は、表と裏を使う。面、小手、胴へ行くにも表、裏がある。攻める時の竹刀の動きは、相手に対して楕円状に使い、顔を突くつもりで小手、面を打つ。
・遠間から間合いを詰め、相手とのやり取りをしながら(これが大事)、時間、距離でリズムを変える。相手が崩れるように、打って来るように攻める。主導権は常に我にありの気持ちで。
・技を仕掛けて、相手が応じ、それをまた応じ返す。複雑なやり取りをしながら反応を見、その中で技が決まる感覚を覚える。読み、読まれるという気持ちのやり取りの中でそれをどう利用するか考えること。
・さらに上の人になると、相手を迷わせるほうへ誘導する。つまり、構えの隙ではなく、心の隙、乱れを突く。その心の乱れをいかにつくらせるか。そのプロセスを上の人は大事にする。まず竹刀を絡ませて、相手の感じを掴む。上の人になれば、自分の心の乱れも分かる。構えの崩れは心の乱れから来る。逆に言えば、心の乱れを突けば、構えの隙を突ける。(この辺りになると判じ物のようでなかなか分かりにくい。具体的にどうすればいいかについて、次の◎指導がヒントになりました)
◎間合いの出入りから、一歩攻め込んで面に行くのは基本だが、一歩攻める時に、小手に行くと見せるかどうかは別にして、相手の竹刀に触れずに縦振りで上から表裏と持って行き、相手が外そうとする隙を狙って面に行く。逆に、下から裏表と持って行き、相手が外そうとする隙を狙って面に行く。二通りある。それを理論的に理解した上で稽古すること。
・間合いの出入りで大切なことは、相手は常に動いていることを見越して打つこと。この見越すことが大事。
・間合いの出入りから打つ時は、足〈幅〉も上体も変えないこと。変えれば相手に映る。基本は変えずに面を打つ。間合いを詰めて、下腹の力を抜かず、「ウン、ターン」のリズムで打つこと。
4「小手打ち、小手面打ち、そして面打ちへのこだわり」
藤原先生の「生命線」は、面打ちと小手・面打ちの連続技。小手・面を打つために小手打ちをしっかりやる。小手打ちの小手と、小手・面の小手は出来るだけ同じ小手を打つこと。連続技の小手・面は、小手より面に威力がないと駄目。
5「引き技」
全体的に、みなさんの引き技は下手。若い時の打ち込み稽古、懸かり稽古が十分できていないとこの引き技は難しい。
・引き面
表、裏からの引き面。相手との間合いをどう作るか、竹刀をどこまで引き上げれば竹刀がスムースに回せるか、相手を見ながら考え、工夫すること。引き面が上手く打てないようでは六段、七段とは言えない。
・引き胴
振り上げての引き胴は一本になるが、そうでない場合(手打ちになって)難しい。引き胴は、右足を踏み込んで胴を打つこと。左足に重心を置くと手打ちになる。打ったあと、横を向く人、打ち逃げする人がいるが常に相手と正対すること。
引き胴は苦手な人が多いがある程度できるようにしておくこと。得意なものを伸ばすのもいいが、不得手なものにもチャレンジすることが大事。
・引き小手
鍔迫り合いからの引き面打ちの要領で、これに払いを加えて3種類の打ち(右にさばく、正面でかわす、手元で払って小手を打つ)があるが、これも相手との間合いと左手の収まり(相手との距離が近くなったり、遠くなったりするから難しい)が大事で、打ったあとは常に相手と正対すること。
引き小手はあまり見かけない技だが、審査などで見事な一本が決まれば、この人は剣道が分かっている、間合いや理合い、呼吸が分かっているとなって、この一本だけで合格する。それだけ難しいし、味のある技なので高段者になれば研究してほしい。ポイントは、鍔迫り合いの時に相手とやり取りをしていかに相手を崩せるか。
6「胴打ち」
小手・面・胴、あるいは小手・胴・面の連続打ち。胴から面の打ちがまずい。胴打ちは竹刀操作が難しい。手首の柔らかさが求められる。これができないと、小手・胴・面のリズムを変えた打ちが難しくなる。
7「高段者の構え〜剣先の低さ」
高段者になればなるほど、剣先は低くなる。その低いところから竹刀が振れるようになるのが高段者。低段者は、どうしても打ち気が逸って剣先も上がってくる。低い剣先の攻略法は、巻き、張り、押さえで崩して入り込んで打つのが有効。
(全体感想)
1 間合の出入りからの面打ち
今回のご指導の中で先生が最も力を入れられたのは、「間合いの出入りからの面打ち」ではないかと思います。
ポイントは、
鍔迫り合いからの引き面打ちの要領で、これに払いを加えて3種類の打ち(右にさばく、正面でかわす、手元で払って小手を打つ)があるが、これも相手との間合いと左手の収まり(相手との距離が近くなったり、遠くなったりするから難しい)が大事で、打ったあとは常に相手と正対すること。
引き小手はあまり見かけない技だが、審査などで見事な一本が決まれば、この人は剣道が分かっている、間合いや理合い、呼吸が分かっているとなって、この一本だけで合格する。それだけ難しいし、味のある技なので高段者になれば研究してほしい。ポイントは、鍔迫り合いの時に相手とやり取りをしていかに相手を崩せるか。
6「胴打ち」
小手・面・胴、あるいは小手・胴・面の連続打ち。胴から面の打ちがまずい。胴打ちは竹刀操作が難しい。手首の柔らかさが求められる。これができないと、小手・胴・面のリズムを変えた打ちが難しくなる。
7「高段者の構え〜剣先の低さ」
高段者になればなるほど、剣先は低くなる。その低いところから竹刀が振れるようになるのが高段者。低段者は、どうしても打ち気が逸って剣先も上がってくる。低い剣先の攻略法は、巻き、張り、押さえで崩して入り込んで打つのが有効。
(全体感想)
1 間合の出入りからの面打ち
今回のご指導の中で先生が最も力を入れられたのは、「間合いの出入りからの面打ち」ではないかと思います。
ポイントは、
→【一歩攻め入り】
これは必ず必要。
→【竹刀の操作】
竹刀は縦振り、楕円に使う。上から下から、表から裏から。
→【相手の手元が浮く】
これは必ず必要。
→【竹刀の操作】
竹刀は縦振り、楕円に使う。上から下から、表から裏から。
→【相手の手元が浮く】
心を乱し、構えが崩れる。剣道の一眼二足の「眼」の中には「心眼」も含まれるのではないかと考えました。
→【面打ち】
打つまでには、上の三つの「仕事」をしてから打つこと。
こう書けば簡単そうに見えますが、実際にこれを念頭に稽古しても、竹刀操作が未熟なためか、相手の手元が浮くどころか反応もしてくれないことの方が多いのです。ひと仕事に掛かりきりになると、逆に打たれてしまいます。(笑)やはりもっともっと場数を踏んで、失敗を繰り返しながら、工夫・研究するしかないと気づきました。
2 生命線
→【面打ち】
打つまでには、上の三つの「仕事」をしてから打つこと。
こう書けば簡単そうに見えますが、実際にこれを念頭に稽古しても、竹刀操作が未熟なためか、相手の手元が浮くどころか反応もしてくれないことの方が多いのです。ひと仕事に掛かりきりになると、逆に打たれてしまいます。(笑)やはりもっともっと場数を踏んで、失敗を繰り返しながら、工夫・研究するしかないと気づきました。
2 生命線