今日の剣道稽古は、大人の部が13時、通常が15時からでしたので、躊躇する気を抑えて初めて13時から参加し、大人の部では明日の六段審査のための稽古主体で、2週間後の昇段審査がある私自身は同水準の剣士と20分以上稽古しました。
今日の大人の部での稽古では、相手した方と比べると私の剣道は「守り」重視で、相手をした方のほうが体格面で有利で体格を活かして積極的に攻めてくるということもあって、「一足一刀」大切にするだけでなく、打たれる覚悟をより高める勇気が必要であると痛感する結果となりました。
15時からの通常稽古では、16時頃までは明日の昇段審査に備えた日本剣道形の稽古から始まり、12月の昇段審査を受ける私も同じく12月の昇段審査を受ける方と共に日本剣道形で、直すべきところや注意すべきところの再確認をしました。
私自身は実技よりも日本剣道形のほうが丁寧にできてる分、実技審査は危ういですが、高段者の先生からは、「しっかり踏み込んで一気に出る正面打ちを、打たれる覚悟で丁寧に行いましょう」と励まされました。
今日は矢野宏光先生の「剣道 心の鍛え方」(体育とスポーツ出版社)を読むことにし、「欠点は個性。長所を磨こう」と「惻隠の情。人を思いやる心とは」を主軸に読みふけることにしました。
「惻隠(そくいん)の情」とは「弱者、敗者、虐げられた者への思いやりと共感」という意味で、「人を思いやる心」と言い換えられます。
私の好きな創作は、スクウェア・エニックスの『フロントミッション3』や『半熟英雄』シリーズ、手塚治虫の『人間ども集まれ!』や村上もとかの『六三四の剣』、宮崎駿の原作版『風の谷のナウシカ』や永井豪のリメイク版『魔王ダンテ』、島袋光年の『トリコ』など、真摯に「惻隠の情」について考えて欲しいと願い、登場人物を軽んじない優しさが込められている作品が多い、と言えます。