剣道において、面手拭に書かれた熟語で以前の投稿ではあまり見かけない言葉である「優美」と「和魂」を挙げましたが、今回は見ることが多い言葉・熟語で、私自身が気に入った言葉は、自分の心の弱さを認め、他者を顧み続ける真の強者への願望も在るため、強い心を得たいと精進したいという想いから「克己忍耐」となります。
自分の好きな創作の主人公は強さだけでなく、心の優しさから滲み出る秘めた美しさも兼ね備えた人物も多く、原作版『風の谷のナウシカ』のナウシカや『六三四の剣』の夏木六三四も該当しますが、『フロントミッション3』のエマ編の武村和輝のラスボスへの返答は、そこに至るまでの展開があまりにも重苦しいからこそ、「克己忍耐」という言葉が当てはまる心の強さを感じました。