剣道では竜や虎が「描かれている」面手拭やお守り、鍔が多いですが、時折鳳凰或いは不死鳥が「描かれている」品々もあることに気づいたことがきっかけで、初読が30年近く前である手塚治虫のマンガ『火の鳥』を久々に再読




火の鳥を読んでみて、島袋光年殿の『トリコ』の「グルメ細胞の悪魔」の設定や、時田貴司殿が関わったスクウェア・エニックスの『LIVE A LIVE』のオムニバス要素や時折みられるコミカルさにも影響を与えてるところどころ突っ込みどころはあるものの名作でもあると再認識しました。




『火の鳥 鳳凰編』や『火の鳥 生命編』はきつい描写や展開はあるものの、『機動戦士ガンダムUC』や『機動戦士ガンダム サンダーボルト』のマリーダをはじめとするハンデが在る人々に冷たい仕打ちを執拗に繰り返し、悲惨な境遇のキャラクターのファンの声を無視し続けるマンネリ化した陰湿な内容とは違い、金儲けだけを考えて作ったわけではないという節度と真面目に命や心について考える普遍性があります






悲惨な境遇のキャラクターに対する配慮が無い『ガンダムトライエイジ』が嫌になってきたのも、『機動戦士ガンダムUC』や『機動戦士ガンダム サンダーボルト』が好きになれません(『フロントミッション ドッグライフ&ドッグスタイル』も設定無視は多いし私とは相性が悪い)が、六三四の剣』や『ロントミッション3』は好きなのは、『火の鳥 鳳凰編』や『火の鳥 生命編』のテーマに魅入られたからなのかもしれません