「強くなりたい」という気持ち自体は悪い事ではないのですが、今日の私は「強くなりたい」という想いが原因で焦ってしまい、剣道稽古の時は技の出し方の再確認・技を可能な限りゆっくり丁寧に打ち込むを繰り返すという展開になることも起こりましたし、稽古終了後の講話では、今年の剣道の大会の関する話も先生がしてくださって、「剣道において礼儀、蹲踞(蹲踞)は大切ですから、礼儀を失わぬよう、剣道はオリンピックの競技にしてはならない」、と私も思いました。



勝つことばかり考えて人間性を妄失したら美しいとは言えません、『六三四の剣』の青春編後半で修羅と乾の二人が直面する「壁」とは、自分自身の心の弱い部分を感じ取ることで「人間性と勝つことの意味」についての我々への問いかけでもあると思いました。



剣道だけでなく、『フロントミッション』シリーズにおいてもサカタインダストリィがどうなったのかを知っていると、『フロントミッション3』のタイトル場面での言葉は、人間が心の進化を遂げぬ限り続く普遍的な問いかけであり、『フロントミッション3』のエマ編での主人公のラスボスへの真摯な思いが込められた返答は、『フロントミッション1ST』のロイド編のラスボスの主人公への安易な返答の対比どころか対極と言える礼儀と慈悲の心を失ってはならない警鐘でもあります、と感じさせてくれます。




昇段審査において五段以上の審査では「一足一刀の間に入ってからの掛け声は良くない」ということも知ることができましたし、学べることも多い充実した日でした。


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剣道の胴とハンドロッド二刀流のゼニス。

ゼニス系ヴァンツァーが『フロントミッション』シリーズにおいて一番人間に近い姿形のヴァンツァーであり、武村和輝の専用機に近い立ち位置となる場合が多いイグチ社の法春がゼニス系の次に人間に近い姿形のヴァンツァーである意義に深い問いかけがあると思います。