最近の1週間、天候と気温の変動が大きく、体調も変動し疲れがたまり、心も落ち着かなくなりやすく、昨日も一昨日もブログに書き込む心の余裕を作りにくい日でした。
最近の世の中の閉そく感について考えたことは、漫画家・寺田ヒロオ氏の1960年代前半での「ちょうど高度成長の始まりで、大きいことはいい事だ。儲けることは美徳であると、モーレツ時代に突進して行ったわけで、漫画も雑誌もドギツク、エゲツナクなる一方」という人間性の崩壊を危惧する発言は、漫画以外で自分が身近な事で特に知っているのは『ガンダムトライエイジ』のマリーダのファンを顧みない運営・開発の愚行そのものです(ガンダムシリーズ自体、精神に障害がある人物の命を必ず奪う陰惨な展開のマンネリ化で退廃しています)。
私が好きな『フロントミッション』シリーズも、21世紀になってからは『フロントミッション1ST』を重視しすぎて『1ST』と『フロントミッション2089』以外のリメイクを行わず、『フロントミッション5』でのカレン冷遇、『フロントミッション エボルヴ』は『1ST』を意識しすぎるなど、『フロントミッション3』をほとんど顧みなかった結果、『LEFT ALIVE』発表まで7年もかかる羽目になったり『ロードオブヴァーミリオン』でもゼニスより先にレイブンが登場するといった、拝金主義的な行動が逆に自分自身の首を絞め、不幸をもたらすとしか思えませんでした。
真面目に稼ぐにはコツコツ、他者を真摯に顧み、創作の登場人物でも悲惨な境遇の人物のファンへの敬意を失わないことが大切だと思います。『フロントミッション3』のタイトル画面での言葉は、剣士としてだけでなく、人として、忘れてはならない言葉だと言えます。
自分がされて嫌だということを他者に対して行う虐待・差別・蹂躙という凶行は、他者の人権を守らない・守れない「自分の事を考える」という言葉を歪曲した愚挙でしかないですし、人間は遺伝子レベルの進化だけでなく、心の進化しなくてはいけない段階ではないのか?と問いかける『フロントミッション3』や『半熟英雄』シリーズは正しいと思います。