※今回の内容は由来設定の紹介も行いますので、記事の充実化を目的とした加筆修正も後日行う場合があります。






『フロントミッション』シリーズでは、プレイヤーは主人公たちが操作できるヴァンツァーの名前を変更できますが、人それぞれが自由に名づけることができ、ある意味ではヴァンツァーの部位を組み合わせる「マルチアセンブリーシステム」以上の自由度があると思います


私の場合、文字のフォントが大きい『フロントミッション3』と『フロントミッション5』ではこういう名前を付けました



『フロントミッション3』

和輝  →ブリキ大王(武力大王)
亮五  →タロイモ
エマ  →マシンナイト
デニス →コッペリア
ユン  →キューブ
ホセ   →T260
マーカス→レオナルド
リニー  →鉄人8号

※主に『サガ』シリーズや時田貴司殿が関わったスクウェア・エニックスのメカキャラの名前がメインです。


和輝のヴァンツァー名が「ブリキ大王」なのは、「イジェクトパンチ」を多用する主人公にあるまじき悪だくみを働く事もあるが、基本的には妹思いの優しい性格で、ここ一番にド根性を見せる熱血漢ですし、エマ編の和輝こそが『フロントミッション』シリーズでの真の主人公と言える熱い発言をしてくれたことや、人格者としての成長を遂げることができたという点もあります

亮五のヴァンツァー名の「タロイモ」とは、元はで「タロキチ」という名前のアカミミガメで、死期が近づき、弱っていたところを、藤兵衛の科学力により液体化され、真鍮のヤカン40個を潰して作ったメタルスーツのボディを与えられ「流体アンドロイド」として生まれ変わった際、藤兵衛が名前を「タロキチ」ではなく「タロイモ」と間違えたため、それが新たな名前が由来。
 
エマの「マシンナイト」は『半熟英雄』シリーズに登場する、「サイバーエッグ」の代表にして、「サイバーエッグ」のシリアス担当。「ブリキ大王」のライバルであり、初登場の1作目ではポンコツ呼ばわりされたが、2作目以降では中堅以上の強さを持ち、『フロントミッション』シリーズのゼニス系ヴァンツァーに相当する存在(タコメーターに関しては、他のエッグモンスターの補佐が必要)。『半熟英雄 対3D』では『フロントミッション』シリーズから友情出演したカレン愛用のエッグモンスターとして大活躍させ、『半熟英雄4』でもフライデーが召喚する最初のエッグモンスターでもあります。





『フロントミッション5』

ウォルター→ヴァルナ
ランディ→ディアウス
ダリル→ナタラージャ
ローラ達「スカウトした女性隊員」→プリティヴィー
「スカウトした男性隊員」→アグニ、ディアウス 

※当時は『デジタルデビルサーガ アバタールチューナー』にもはまっていたので、『アバチュ』の主人公たちが変身するインド神話の神の名前にしてしまいました。

ウォルターのヴァンツァーの名前をヴァルナにしたのはタイトル名が書かれたパッケージイラストの色が「水」を連想したのと、主人公の名前も何と無く「水(ウォーター)」の捩りかもしれないと思ってしまい、顔にも『アバチュ』の主人公であるサーフの「ウォータークラウン」の「アートマ」に似てる「痣」があったのも一因です。
「ナタラージャ」とは「シヴァ」の別名で、『女神転生』シリーズでは最強の破壊神(属性はChaos-Light)で有名です。

『フロントミッション5』と『フロントミッション3』の関係は『デジタルデビルサーガ アバタールチューナー』とほぼ同じ前後編物の物語ですが、とても好きです。








































余談というか、おわりに 「言葉というものについて」

『フロントミッション』シリーズだけでなく、『ガンダム』シリーズにも通じることですが、悲惨な境遇のキャラクターのファンに対する真摯な配慮と真摯な発言・言葉は必要だと思っています。

私は『ガンダム』シリーズは、「ガンダムシリーズ=精神障害者が必ず死ぬ」という印象が強く、特にマリーダ達プル姉妹やネーナをはじめとする障害者が酷い目に遭う場面が絶対に見たくないほど嫌いで、障害者差別を正当化しようとする悪意に満ちた福井晴敏は障害者であるプル姉妹に対する愛が無い反面、ミネバやリディやフロンタル(担当声優がドリスコルと同じ人)を健常者だからという理由で溺愛する『機動戦士ガンダムUC』が一番嫌い(私は他にも、『機動戦士ガンダムZZ』も『機動戦士ガンダム サンダーボルト』も『機動戦士ガンダムOO』も好きになれない)ですから、言葉とは使い方を間違えると凶器にもなる点は乗り物と同じですので、「言霊」という言葉があるように、名前を付ける際は真摯に考えたほうが良いと思います。