『勝手に脳内変換』 -2ページ目

『勝手に脳内変換』

好きな事、購入した本や妄想・日常を書いて行こうかと思います!

・・・・と思っていたらPCがぽっくり逝かれiPhoneになりレポも更新しておりませんが毎日萌え転がりながら生きております!!

注意スチル・ネタバレありです!
薄桜鬼ポータブル(PSP)を未プレイの方や、攻略中の方はご注意下さい!

※攻略や、夢小説ではありません。
薄桜鬼ポータブルのソフトが手元から無くなる予定になりそう叫び
でも後々内容を思い返したい!
……と思ったので、ゲームのスチルシーンそのままです~(スチル出現前後)



事件想起二

選択肢によって分岐
キャラ分岐前はこちら↓







☆キャラ分岐☆

沖田総司ルート





土方さん宛に出す
☆沖田さん宛に出す




もしかしたら浪士達と斬り合いになるかも知れないし……
剣の得意な沖田さんに連絡しておこう。


私は、禿の女の子に屯所宛の手紙を渡し、飛脚へと届けてもらうことにした。


程なくして、沖田さんからの返信が届く。


【準備ができたらすぐ向かうから、いい子に待っててね】という内容が、簡潔に記されていた。




ちづる「じゃあ、もうすぐかな……」




私は部屋で、沖田さんが来るのを待つことにした。

……だけどどれだけ待っても、沖田さんは姿を見せてくれない。
どうしたんだろう?
もしかして、何か急用でも入ったのかな?
そんなことを考えていると……。




浪士一「貴様の顔、見覚えがあるぞ!新選組の沖田だな!?」


窓の外から、男性の怒鳴り声が聞こえてきた。

沖田さん!?まさかーー!
いても立ってもいられず、私は部屋を飛び出す。


店の前の通りには沖田さんが立っていてーー彼を取り囲む様に、浪士達が居並んでいた。


沖田「……どうしてあんた達が僕の名前を知ってるのかな?もしかして僕、意外と有名だったりする?」


浪士一「黙れ!我が肥後勤王党の誇り、宮部先生の仇取らせてもらうぞ!」


沖田「宮部って誰だっけ?殺した相手の名前なんて、いちいち覚えてないなあ」



浪士一「何だと、貴様っーー!」


その浪士は目を剥いていきり立ち、刀を抜いた。


photo:01



沖田さんも挑発めいた笑みを浮かべながら、太刀を引き抜きーー。


沖田「前口上はいいから、さっさとかかってきなよ。何とか先生の仇、取りたいんでしょ?」


浪士ニ「近くに仲間はいねえみてえだな。やっちまえ!」


殺気が辺りに立ち込め、今にも斬り合いが始まりそうになったその時。


「ーー!」


近くに人影を見つけ、私は息を呑む。
あれはーー。


photo:02



……薫さんだった。


どうしよう?
このままじゃ、斬り合いに巻き込まれてしまうかも知れないーー!


私はーー。



薫を助ける
☆悲鳴を上げる



驚いたふりをして大声を出せば、浪士達を怯ませることができるかも知れない。

そう思った私はーー。



「きゃあああああああっーー!」



声を限りに悲鳴を上げた。


浪士ニ「何だ!?誰かいやがるのか?」


その声を耳にして、浪士達の動きが一瞬止まる。
沖田さんは、その隙を見逃さずーー。


凄まじい早さで間合いを詰め、浪士達を一人、また一人と斬り伏せる。


そしてーー。


photo:03



沖田「………やれやれ、どうして君が外に出てきてるのかな?座敷でいい子にして待っててって、手紙に書いたはずだけど」


殺気に満ちた眼差しで浪士達を睨みつけながら、彼は私の前へと立ちはだかる。



「それは……沖田さんがなかなか来て下さらないから、心配で……」



そう答えると、沖田さんは苦笑いを洩らし……。



沖田「何だかなぁ。これじゃ、捕り物っていうより、可愛い女の子を悪者から守る正義の味方みたいじゃない。
そういうのは僕よりも、左之さんあたりの方が似合ってる気がするんだけど」




皮肉めいた口調で言った後、彼はこちらを振り返ってーー。



沖田「……まあ、でも、こういうのって意外と悪い気はしないかな。今の可愛い君なら、守り甲斐あるし」


やがて沖田さんは、浪士達へと視線を戻しながら……。




沖田「……僕の背中から離れないようにね」



「は、はいっーー!」




浪士一「ぐっ……!」


浪士ニ「ぐはぁっ!」



その後も、沖田さんは私を背中でかばいながら、人数差を物ともせず浪士達を斬り倒していく。


およそ人とは思えぬ太刀さばきを目の当たりにした浪士の一人が、たまらずその場から逃げ出そうとするがーー。



photo:04



斎藤「……どこへ行くつもりだ?よもや、仲間を見捨てて逃げるつもりではあるまいな?」


山崎「連日、角屋で密会を開き、何を企んでいたのだ?……聞かせてもらおう」




角屋に潜入していた斎藤さんと山崎さんが、浪士の逃げ道を塞ぐ。



「斎藤さん、山崎さん……!」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



photo:05



沖田「これにて一件落着、ってとこかな?後は、そこで腰を抜かしてる浪士に詳しい話を聞かせてもらえば、事件は解決……だよね?」




沖田さんの言葉に、斎藤さんは渋い顔になる。




斎藤「……俺達が命じられていたのは角屋への潜入であって、斬り合いではなかったはずだが」


沖田「そうだっけ?まあ、浪士達が何を企んでるのかさえわかれば、方法なんてどうでもいいんじゃない」


山崎「それを決めるのは、あなたではありません。屯所に戻り、副長の判断を仰ぐことに致しましょう」


沖田「……やれやれ。どうせまた、ネチネチお説教されるんだろうね」




苦笑いと共に言った後、沖田さんはふと私の方を振り返る。


して……。


photo:06



沖田「……あれ、かんざしが落ちちゃってるよ。可愛い芸者さん」



「えっ?あ……」



沖田さんに言われ、髪に差していたかんざしが、いつの間にか地面に落ちてしまっていたことに気付く。
多分、彼に背中でかばってもらっていた時に落としたのだろう。



沖田「じっとしてて。……直してあげるから」


「は、はい……」



彼は金色のかんざしを拾い上げ、そっと、私の髪へと差してくれる。
指で髪を掻き分けられる感触が、ひどくくすぐったくて……。

月明かりの下、私の姿をじっと見つめている沖田さんを見つめ返すのも何だか恥ずかしくて。



沖田「これでよし、と。元通り、可愛くなったよ」



「は、はい……」



彼の指が離れた後もーー
私はなかなか、顔を上げられなかった。

やがて沖田さんは、珍しく皮肉を含まない笑みを宿しながら……。


沖田「これで見納めかと思うと、ちょっと寂しいかな。せっかくこんなに綺麗になったのにね」



「っ……!」


沖田さんの褒め言葉に、心臓が大きく跳ね上がってしまう。

と、先を歩いて行ってしまった山崎さんがーー。



山崎「沖田さん、何をなさってるんです?早く屯所に戻りましょう」



沖田「はいはい、わかってるよ。……それじゃまたね、千鶴ちゃん」



「は、はい、また後で……」



沖田さんはそのまま背を向けて、斎藤さんや山崎さんと共に歩いて行ってしまう。
三人の背中が見えなくなるまで、私はずっとその場に佇んでいた。




その後、連れ帰った浪士の口から、新選組の屯所を襲撃する計画が明かされた。


島原での沖田さんの大立ち回りは、たちまち京じゅうに広まりーー。
連日、酒宴を催していた浪士達も恐れをなして、ばったりと姿を見せなくなったという。



数日後、私は一番隊の隊士さん方と共に巡察に出たのだけど……。



男二「おっ……あそこを歩いてんのは、新選組の沖田じゃねえか?」

男三「ああ、間違いねえ。この間、島原で何十人もを相手に一人で立ち回ったらしいぜ」

男二「いや、俺は一振りで五人を叩っ斬ったって聞いたぞ」

男三「浪士達もその強さを目の当たりにして、すっかり姿を消しちまったらしい。……無理もねえよな」



あの晩の出来事は、街じゅうの噂になってるみたいだった。


かなり誇張されてはいるけど……。


話が大袈裟になってくれた方が、浪士達も下手な行動を起こしにくくなるだろうし……かえって好都合なのかな。



沖田「……おかしいなぁ?どうしてこんなに話がねじ曲がって伝わるんだろうね。僕は、可愛い女の子を守ってあげてただけなんだけど」


「噂には、尾ヒレが付き物ですから」


photo:07



私が苦笑いと共に答えると、彼はいたずらっぽく笑ながら私の顔を覗き込んでーー。



沖田「……そういえばあの女の子、どこの誰だったのかな?芸者遊びなんて興味なかったけど……あの子に会えるんなら、毎晩通ってもいいかなって思い始めてるんだ。
千鶴ちゃん。君、何か知ってる?」


「し、知りません!もう……からかわないでください」



沖田さんのわざとらしい問いかけに、私は思い切り顔を背ける。

すると彼は、おかしそうに笑ながら……。



沖田「……別に、からかってるわけじゃないよ。
君が芸者だったら毎晩通ってあげるっていうのは本当だし。君ってそそっかしいから、僕が見ててあげないと、またかんざしを落としちゃうかも知れないしね」


「あ、あれはーー!浪士達との斬り合いがあったからです……!」



もう、沖田さんってば。

これから数ヶ月は、この晩のことで延々からかわれることになりそう……。




つむじ『勝手に脳内変換』-未設定





iPhoneからの投稿

注意スチル・ネタバレありです!
薄桜鬼ポータブル(PSP)を未プレイの方や、攻略中の方はご注意下さい!


※攻略や、夢小説ではありません。

薄桜鬼ポータブルのソフトが手元から無くなる予定になりそう叫び
でも後々内容を思い返したい!
……と思ったので、ゲームのスチルシーンそのままです~(スチル出現前後)




事件想起二



■壱


■弐



☆キャラ分岐☆
土方歳三ルート




☆屯所に手紙を書く



……屯所にいる隊士さん方に知らせなくちゃ。


私は足音を立てないように気を付けながら、お千ちゃん達に用意してもらった個室へと戻る。
部屋に帰ってきた私は、早速、硯と墨を用意して手紙を書き始める。



……誰に宛てて書けばいいんだろう?



☆土方さん宛に出す
沖田さん宛に出す



こういう時、頼りになるのはやっぱり土方さん……だよね。


そう思った私は、丁寧に文をしたため禿の女の子に頼んで手紙を飛脚へと渡してもらう。
程なくして、土方さんからの返事が返ってきた。



内容はーー



客として角屋に向かうから、少しの間待っていて欲しいとの事。



私は座敷で一人、土方さんを待つ事にした。
隣の座敷からは、浪士達の賑やかな声が聞こえてくる。


だ、大丈夫かな?

土方さんが来る前に、別のお店に行ってしまったりしないかな……。



やきもきしながら、土方さんの訪れを待っているとーー。
襖が静かに開き、誰かが座敷へと入ってくる。



「ーー土方さんですか?」



私が顔を上げ、そう尋ねると……。



           photo:01



風間「……一体、誰と間違えているのだ?」


「っーー!」




ど、どうしてここに風間さんがいるの……?
広間で尊攘派の志士達の会合が開かれてることを考えたら、彼がいてもおかしくはない……けど……。


と、とりあえず彼に、私が雪村千鶴だってことを気付かれないようにしなくちゃ……!
もし私がここにいることを仲間の浪士達に明かされたら、計画が全部ふいになってしまう!




風間「今、土方がどうとか言っていたな。それはもしや、新選組副長の土方という男のことか」


「い、いえっーー違います!ちょっと、あの……人違いをしてしまっただけで……そ、それよりも、あなたはどうしてここに?どなたかと待ち合わせですか?」


風間「……隣室の馬鹿騒ぎに呆れ、抜け出してきたまでのこと。あのような三下の志士気取りと酒席を共にするなど、酒に対する最大の冒涜だ」




やっぱり風間さんも、あの浪士達と一緒に来てたんだ。



風間「……何をしている?酒を用意しろ。口直しだ」



風間さんは、相変わらずの傲慢な口振りでそう命じてくる。
うまくいけば風間さんから、浪士達の企みを聞き出せるかも知れない……けど……。
でも、もし下手を打ったら私の正体を見抜かれてしまうかも知れない。



……どうすればいいんだろう?



風間さんから情報を引き出す
☆隙を見て逃げる




土方さんの指示なしに、勝手な行動は起こさない方がいいよね……。
風間さんから情報を引き出すなんて、どう考えても無謀だし。




風間「……どうした?酒を用意しろと言っているのが聞こえぬのか」



「は、はいっ、ただいまお持ちします!お待ちください」




とりあえずお酒を用意するふりをしてここを抜け出そう……。
土方さんも、そろそろ来てくれるはずだし。



そう思った私は、風間さんを座敷に残し外へと出た。
禿の女の子に、履き物を用意してもらったのはいいけど……。
三枚歯の高下駄なんて履くのは初めてのことだから、どうにも足元がおぼつかない。
芸者さんって毎日、こんな歩きにくいものを履いてるの……?!


ふらつきながら何とか角屋の外へ出たところでーー。


「あっ……!」



土方さんの姿を見つけ、声をかける。



「土方さん!」



そう呼びかけると、広い背中がこちらを振り返った。





            photo:02




だけど土方さんは、まるで驚いたみたいに目を見張りーー。



土方「千鶴、おまえ……だよな?」


「はい。土方さんにお知らせしなきゃいけないことがあって……」


そう言って、先程の出来事を報告しようとするけど……。

どうしたんだろう。
土方さんはどこか上の空のまま、私を見つめている。


「あの……土方さん、どうなさったんですか?」


土方「あっーーいや、悪い。そんな格好してんのに、喋りはいつものおまえのままだから、調子狂っちまってよ」



ぎこちない口振りで言った後、気を取り直しーー。



土方「で、角屋の様子はどうだったんだ?俺に手紙をよこしたってことは、何かわかったんだろ」


「あっ……はい!今、角屋で尊攘派の浪士達が宴会を開いてるみたいなんです。しかも、何か良からぬことを企んでるみたいで……」



私の報告を聞いて、土方さんの瞳が真剣なものになる。


土方「……それだけわかりゃ充分だ。屯所に戻って、隊士共を連れてくるぞ。久々の大捕物だ」


「はいっ!」




私は土方さんと共に、駆け出そうとするけどーー。



「あっ……!」



履き慣れない高下駄で走ろうとした為、派手に転んで足をくじいてしまう。



「あ、あいたたた……」



地面に手をついて立ち上がろうとするとーー。




土方「おい、大丈夫か?手につかまれ。……慣れねえもん履くからだよ」



土方さんが、私を助け起こしてくれる。



「で、ですけど、芸者さんはこういうのを履くものだって……」



土方「足、折れてねえか?ちょっと見せてみろ」



「あっ、大丈夫……だと思います。多分。ちょっと転んだだけですから」



土方「折れてなきゃそれでいいんだ。いいから、見せろっつってんだろ」



「は、はい……」



土方さんは私の足首をつかみ、骨が折れていないかを確かめる。

彼の行動に他意はないって、わかってるけど……。
久しぶりに、女物の着物を着てるせいかな。

こうして土方さんに触れられるのが、何だか……ちょっと恥ずかしい。




土方「……軽く挫いただけみてえだな。二、三日もすりゃ痛みも引くか」



「は、はい……」


土方「とりあえず、その走りにくそうな下駄は脱いだ方がいいんじゃねえか」


「そ、そうですね……」




私は土方さんに言われるまま、高下駄を脱いだ。
足袋が汚れそうだけど……今は一刻を争う時だし、そんなことを気にしていられない。



土方「手、離すんじゃねえぞ。足を挫いちまってるんだ。一人じゃ走れねえだろ?」



「……はい、ありがとうございます。土方さん」




挫いた足を引きずりながら土方さんと共に大門を出ようとした時ーー。



男一「ちょ、ちょっと待って下さい、そこのお兄さん!芸者を連れてどこに行くつもりです?」



妓夫と思われる男性に、呼び止められる。



土方「説明なら、後でする。今はつまらねえことに時間を割いてる場合じゃねえんだ」


男一「困りますよ、お兄さん!芸者を落籍せたいんなら、きちんと手順を踏んでもらわないと……!」


「あっ……!」



私がこんな格好をしているせいで、芸者を足抜けさせるつもりじゃないかと疑われているみたい。
しかも私、土方さんの手をしっかり握ってて……誤解されてもおかしくない状況。

            photo:01



土方「落籍せるだぁ?何言ってやがんだ。この女はそもそもーー」


男一「はいはい、落籍じゃなきゃ駆け落ちですかい?こんだけべっぴんだとのぼせ上がっちまう気持ちもわからなくはありませんがね。じっくり詮議させてもらいますから、こっちへ……」


土方「いや、だからこいつは芸者じゃなくてーー」



土方さをは必死に説明しようとするけど、その男性はまったく聞く耳を持ってくれない。
むしろ何か言おうとすればするほど、より疑わしく見えてしまうみたいで……。


野次馬一「何の騒ぎだ?酔っ払い同士の喧嘩か?」


野次馬二「いや、芸者を連れ出そうとする色男がいるんだってよ」




さらには、騒ぎを聞きつけた野次馬まで集まって来て、いよいよ収拾がつかなくなってしまう。


ど、どうすればいいのーー?


はらはらしながら事の成り行きを見守っていた矢先。
土方さんの腕が私の背へと回り、強く抱き寄せられる。



そしてーー。


photo:02



土方「てめえ、俺を誰だと思ってやがんだ!新選組の副長が、芸者と駆け落ちなんてせこい真似するはずねえだろうが!」



声高らかに、そう宣言する。


男一「し、新選組ーー」



その名前を耳にして、男性の顔がサッと青ざめる。
土方さんは剃刀のような鋭い眼差しで周囲を睨みつけーー



土方「この女、訳あって俺が預かる。文句があるんなら、いつでも屯所まで来やがれ」



低い声で、啖呵を切った。
その様子はさながら、人情本の一幕のようで……。

私を抱き寄せている土方さんの整った容貌も相まって、夢物語の中に迷い込んだような錯覚さえ覚えてしまう。



男一「はっ……無礼な真似をしてしまい、申し訳ございません」



男性は青ざめたまま、頭を垂れた。



土方「おら、見世物じゃねえよ。さっさと道を開けろ」



土方さんが睨みを利かせると、私達を取り囲んでいた野次馬達がおずおずと道を開ける。



土方「千鶴、さっき挫いた足はまだ痛えか?」


「あっ、だ、大丈夫です……」


土方「んじゃ、急ぐぞ。角屋にいる浪士達が、この騒ぎを聞きつけて逃げ出さねえとも限らねえからな」


「は、はい……!」


その後、私は土方さんに手を引かれ、島原の大門を出た。


そして屯所に戻った土方さんは隊士さん達を引き連れ、島原へと取って返しーー。


角屋から出てきた尊攘派の浪士達を、目覚ましい手腕で捕縛した。
どうやら浪士達は、新選組の屯所を襲撃する計画を立てていたらしいけれど……。



土方さんの活躍で、めでたくその企みを挫くことができた。







数日後。
私と土方さんは、今回協力してくれたお千ちゃんと君菊さんにお礼を言うため島原へとやって来た。

だけど……。


芸者一「あっ、芸者と駆け落ちしはった土方さんが歩いてはる」


芸者二「大胆な事しはりましたなぁ。あんなええ男になら、うちも連れ去られたいわぁ」



置屋の格子窓から、芸者のお姐さん方の楽しそうなおしゃべりが聞こえてくる。
黙ったままそれを聞いていた土方さんは、疲れた溜め息を洩らした。


            photo:01



土方「……だから、駆け落ちじゃねえってのに。噂にゃ尾ヒレが付きもんだが、もう少しましなヒレを付けて欲しいもんだ」


「ご、ごめんなさい……!」


土方「……別に、詫びることじゃねえよ。今回、浪士共を捕まえられたのはおまえのお陰なんだからな。
ただ……しばらくここにゃ来られねえだろうな。無駄に顔が売れちまったし」


「ですよね……」


永倉さんや原田さん、平助君ほど頻繁じゃないにしても……。
土方さんも気晴らしに、島原でお酒を呑みたい時もあると思うのに。


土方「まあ、酒を呑みたくなったらおまえに酌してもらえばいいだけのことか」


冗談めかして言った後、土方さんはふと足を止めて私を見つめながら……。


土方「……こないだの、おまえの着物姿悪くなかったぜ。本当に芸者やってたら、旦那になりてえって男がいくらでもいるんじゃねえか」


「ほ、本当ですか?」


photo:01




土方「ま、おまえに客あしらいやら男女の駆け引きが出来るとは思えねえけどな」


「う………」


土方「……けどまあ、あと数年もすりゃいい女になりそうだと思ったのは本当だ。
そのためにゃ、いい男に惚れていい恋をしなきゃならねえだろうがな。つまんねえ男に引っかかんじゃねえぞ」


土方さんの物言いは、酢いも甘いも噛み分けた大人の男の人の言葉そのもので……。
多分、そういう色恋沙汰を何度も目にしてきたんだろうってことが言葉の端々から窺える。


「……土方さんがどうして女の人に人気があるのか、わかったような気がします」


土方「何だよ、世辞だと思ってんのか?薬箱背負って行商してた頃ならともかく、今は、他人におべっかなんざ言わねえぜ。
それより、急ぐぞ。
とっとと用事を済ませて屯所に戻って今日の仕事にとりかからねえとな」


「はい!」



さっきの言葉がお世辞じゃないってことは……。
芸者の格好をした私のこと、本当に綺麗だって思ってくれてたってことなのかな。


もしそうなら、すごく嬉しい。


いつかまたもう一度、女物の着物を着られる日が来るといいな。
その時、傍にいてくれるのが土方さんだったら……。


そんなことを考えながら、私は彼の背中を見つめ昼の島原を歩いたのだった。




つまんねえ男になんてひっかかりません!!!!

土方さんに仕込んでもらえればいいですwwwww


ペタしてね



iPhoneからの投稿


キース王子☆続編

photo:01



ハピエンの方です~DASH!
当方SoftBankです携帯
参考にされる場合は自己責任でお願い致します(^ー^)ノ




☆一日目
……いい考えだと思いますけど
キース王子の手に触れる



☆二日目
準備をしましょう!
怖かったね



☆三日目
キース様に頼む
今の見てたの?



☆四日目
キース様
受け取れません




ペタしてね



iPhoneからの投稿