いたずらをしたからという

理由で


相手の事情を聞く事もなく


問答無用で殴りかかり


相手の身体が


宙に浮く程激しく


己の拳を突きつける


これは正義でしょうか?
















アノ有名な

甘いパンの主人公の話です。


私は時折悪役に心を寄せて

見てしまうのですが…


ふと、

正義のヒーローものって、

ヒーローと悪役の目線が違うだけで

やっている事は同じなのではないか?

と思いました。


戦隊モノも甘いパンも

有名なねずみの国の物語も

おとぎ話も

みんな

「正義が勝つ」と言われていますが

実は

「勝ったから正義」に

なっただけなのでは?

と思います。


そして「勝つ為に」

「暴力をふるって」戦っている…

それって同じ穴の

ムジナなのでは?

と思ったのです。

















コロナウイルスだって

闇だって

悪人だって

悪い宇宙人だって

みんな好きで

その「役」で生まれてきたわけじゃ

ないかも知れない


それなのに

「滅するべき」と考えられるのは

なぜなのでしょう?











私は

「被害者」がいるから

「加害者」が生まれるのだと

思っています。


そして「被害者=守るべき」

「加害者=滅するべき」と

考えるのが「正義」という

考え方なのではないかと

思っています。


でも、人権担当をして、

子ども達の話を聞いていて

ふと

疑問に思いました。















何で、「加害者のケア」は

考えられないのだろう?


いつも「被害者」だけが優先されて

「加害者」は「反省」だけ…


それでは一生いじめは

なくならないと思いました。


本当に早急に助けを求めているのは

「加害者」の方だと感じました。

なぜなら

「みんなは被害者の味方」だからです。












そもそも子ども達にも


『心が満たされていて幸せな人は

いじめなんてしない。』


『いじめをしてしまう人は

自分の価値を認められないけど

上に行くのは難しいから

下に人が居れば良いと考えて

足を引っ張るのかも知れない。』


『そうだとしたら、

いじめられた子だけじゃなくて

いじめてしまった子も

本当は助けが必要かも知れない。』

と話していました。


だから、

『いじめかも知れないって感じたら

誰が誰をいじめているのか、

先生にも教えて下さい。』


『先生達にとっては、

いじめをしている子も

いじめられている子も

どっちも守りたい大切な子ども達

なので、教えてもらえれば

どっちも助けられるから。』


と続けました。


そして

『できれば、

誰かをいじめてしまいたくなる程

辛くなってしまう前に

先生達にも

苦しい時は教えて欲しい。』

というお願いをしました。





光があれば闇もあるし

正義があれば悪もある


でも、どちらがどちらなのか、

という考え方で

本当に「平和」に

繋がるのでしょうか?


「平らかで和やかな様」に

「分類」は必要なのでしょうか?









夕飯の支度をしていたら

表で大音量で喋っている声が

聞こえてきました。


とても気になり

カーテンを開けてみたら

警察がスピーカーで

『〇〇のナンバーの運転手さん

車を移動して下さい。』

と繰り返していました。


どうやら建設会社の

トラックをとめる駐車場前に

とめてしまった車の運転手に

呼びかけていたようでした。


しばらくして

慌てて男の人が

近くのマンションから

走り出てくるのが見えました。


そして車を動かし、

トラックは道端に停車していた

車体を、その駐車場へと

動かしていました。
















トラックがとめる駐車場は

とても広くて、その車を

動かさなくても

反対側から入れるスペースが

十分あるのが見えました。


先日、その会社の人達が

何やら大型バスで帰ってきた後に

それまでは無かった

燃えるゴミが不法投棄

されていました。













完璧じゃないから

支え合えるし

完璧じゃないから

『お互い様』と

赦し合う喜びも

知る事ができるのではないでしょうか?


みんなが一つになる事は

「不可能」だと決めたのは

誰なのでしょう?


理論上は

『集合意識』が『できる』と

思う事は全て

「実現できる」はずなのです。


私は『愛』とは

『全てを包み込み癒す』力があるもの

だと思っています。


悪人だって良い事をするかも

知れないし、

善人だって悪い事をするかも

知れません。


だったら「見張って裁き合う」より

「信じて許し合える」世界を

創っていきたいな…と思います。


最後まで読んで下さり

ありがとうございました🙇💕