私はお風呂が好きです。


ちゃぷんちゃぷん…


という波の音や


ほわぁ〜っと立ち昇る湯気は


最高の癒しだと思っています。







ある日、お風呂の蓋を開けようとして

一匹のアリが迷い込んでいるのに

気付きました。


アリは、ちょこちょこちょこちょこ

猛スピードで歩き回っていて

「道」をさがしているように見えました。


とても頑張っているように見えて

思わず応援したくなりましたが

私はアリ語を話せません。

どうしよう…と考えている内に

アリが浴槽に向かって歩き出しました。


『ダメだよ!!そっちは落ちちゃうよ!!』

普通の日本語で止めましたが

アリには通じず…(そりゃそうだ)


慌てて乾いたタオルを差し出しましたが

アリは警戒しているのか

乗ってくれません。


それどころか

タオルのある場所を避けようとして

更に危険地帯へ…

















ガーンガーン

『アリを応援する気持ちで助けたかったのに

悲しいくらい逆効果』


な事に気付いた私は作戦を変え


やむなく、アリの進路を塞いで

誘導する事にしました。


すると、あんなにちょこちょこ

猛スピードで歩き回っていたのに


アリは

あっちに行ってもダメ

こっちに行ってもダメ

そっちに行ってもダメ

を繰り返す内に

















全く進まなくなってしまいました。


あんなに高速で歩き回っていたから

疲れてしまったのかも知れません。

選ぶ道

選ぶ道

閉ざされて

進む気力を喪ってしまったのかも知れません。


その姿を見て

ふと

私達人間もおなじかも知れないと思いました。


神様からは

私達の行く先が見えるけれど

私達は自分の選択肢がどの未来に通じているのか

知りません。

だから、「危険な方向」の時には

進路を塞がれる事により

護っていただいているのかも…


そんな風に思いました。


そして、アリには

『疲れたら休んでね。

でも、どうか諦めないで。

貴方には見えていないかも知れないけど、

残る道はあと一つだけで

それが「出口」に繋がっているよ。』


と心の中でエールを送りました。


すると、休んで回復したのか

その瞬間にアリは歩き出して、

無事に脱出し、一度は拒否した

ティッシュに乗ってくれたので

そのまま、そっと窓の外へ運び

誘導する事に成功したのでした。




今、何もやる気が起きないなら

貴方は十分頑張った証です。

何をやっても上手くいかなくても

それはまだ「本当の結果」では無い

可能性があります。


そもそも

「他人に認められるゴール」を目指していると

『本当の自分』からはぐれて

いつの間にか「迷子」になってしまう

かも知れません。


『疲れた』

『もうダメだ』

『休みたい』

本当の自分の『声』が聞こえる内に

勇気を出して

もっと自分を労わってあげてみませんか?


『もう進みたくない』と思ったなら

進まないで、一度自分が居る場所を

確認してみませんか?


休んだら、進む気力が戻るかも知れない

休んだら、違う道に気付くかも知れない


『今は休んでいる場合じゃない』

と思った時こそ、自分を大切にして

守る事を思い出して下さい。


自分で自分を大切に扱うと

周りも自分を「大切に扱う」世界が

見えてきます。


自分で自分を

『できていないから休んではいけない』

と追い込むと

宇宙は丁寧に「できていない証拠」と

「休んではいけない情況」を運んできます。


過去の私のように苦しんでいる方のもとへ

こんな一説が届きますように…


最後まで読んで下さり

ありがとうございました🙇💕


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よろしくお願いします🙇💕