昨日から「褒める」について

ぼんやり考えてました

 

あなたは人を褒めることができますか?

それと同じように

自分や家族を褒めることができますか?

 

私は自分と息子を褒めるのが苦手でした

自分の頭の中で作り出した理想像や

どこかの誰かと比べてダメ出ししてたから

 

暗黒時代の私は

息子を褒めるのが苦手で悩んだ末に

「息子の良い所、褒めたところ」

を毎日書いて

まとめてレポート提出するという

通信指導まで受けてましたが

結果、これは自分で自分の首を

絞めて苦しむだけでしたゲロー

 

「ほかの誰かと比べるのではなく

過去と比べてみましょう」

ってあるじゃないですか


でもね、小学生の頃の息子は

まだ頑張り屋さんだったぐすん

 

中学に入って不登校になると

ゲーム三昧の昼夜逆転生活になり

注意すると暴れるし

私にはもう悪魔にしか見えなかった


悪魔として見ている息子のことを

褒めるなんて悪魔に敗北宣言

しているようなもんだと思ってたし滝汗


息子からしたら

毒親の言うことなんて

耳にいれてやるもんかムキー

という戦いです

 

それで頑張って褒めても

 

「なに?褒めよう月間ですか?またカウンセラーか誰かに褒めてあげましょうとか言われたわけ?喜ぶわけないよね。目が死んでるから!」

 

笑い泣きはい、撃沈です

だよねー

 

心からすごいって思ってなくて

褒めなければならない義務感

もしくは

褒めてあげよう=評価してあげようじゃない

って上から目線の言葉なんて

嬉しくもなんともない

 

そういえば私が子供の頃の記憶で

両親とドライブしていた時に

後部座席で寝ていたら

父が母に私のことを話していた

時のことを思い出しました

 

起きてはいけない雰囲気に

寝たふりをして聞いていると

 

「もっと褒めて自信をつけてやらないと!

そんなにすごいことじゃなくても

よくできたねって褒めてやれば

自信がつくもんだ」

 

というようなことを話してました

 

普通に受け取れば

父親の愛情から

子供に自信をつけさせたいって

ことなんでしょうが

当事者の私にとっては

「えーーーー!私って駄目なの?」

とショックで

その後は両親に褒められても

「たいしたことないって思ってるのに

褒めてるんだ。ふーーん」

と冷めた気持ちにしかなりませんでした

 

心からの言葉じゃないと響かない

 

私が褒めるのが苦手だったのは

「何かと比べて」

とか

「こうだから凄い」

とか理由をくっつけることに

疲れてたんですよね


でもね

「ありがとう」

の一言でよかったんじゃないかな?

と今は思います

 

「なんでよ?」って言われたら

「ありがとうって思ったからだよ」

って理由なんて説明しなくていいし

 

暗黒時代の悪魔VS毒親の戦いの時だって

心の中では

「こんな大変な環境でも育ってくれてありがとう」

とは思っていたから

 

今は、悪魔だった息子は

時々天使にすら見えます


親は子供を育てるんじゃなくて

子供に育てられてるんだなとしみじみ思う

 

そして

私や息子の苦手な事や得意な事を

仮面心理学を学ぶことで知ることができた今は

苦手なことを頑張ってる息子を

「えらいな~健気だね」

ってかわいく思えるし

息子の得意なことは

単純に羨ましいって尊敬してます

 

もっと早く仮面心理学に出会ってたら

あんなに傷つけあわなくて済んでいた

かもしれないよね