終身雇用の破壊・・・裁量労働制 | 雑雑談談

終身雇用の破壊・・・裁量労働制

裁量労働制のデータ不正問題、安倍政権の真の目的は終身雇用の破壊!
残業代ゼロで定額働かせ放題に!
http://johosokuhou.com/2018/02/22/1102/ より



*官邸


今の国会では裁量労働制のデータ不正に注目が集まっていますが、
そもそも安倍政権が何故に裁量労働制を推進しているのか?

裁量労働制とは実際に働いた時間でなく、
あらかじめ決められた労働時間に基づいて賃金を払う制度のことです。


これだけ聞くと労働者が自由に労働時間を選択できるようになると思ってしまいますが、
国会に提出された法案を見ると、
理想とは真逆の超ブラック労働を推進する内容になっていました。


一度でも労働者と企業が合意をすれば、
そのまま何十時間でも無賃金で労働を継続させることが可能となる仕組みが与党提案の働き方。

安倍政権は働き方改革関連法案として、その中に裁量労働制の拡大を盛り込んでいますが、
同時に残業代ゼロ法案で知られている
「高度プロフェッショナル制度」もセットになっているのです。



「高度プロフェッショナル制度」とは一定の条件を満たせば、
残業代の支払義務等がなくなる制度で、
これに裁量労働制が合わさることで現在の終身雇用制度は激変することになります。


他にも社員を自由に首にすることが出来る首切り自由化などもあり、
これらの法案を全部セットにしたのが「働き方改革関連法案」の実態だと言えるでしょう。


安倍首相は年明けの施政方針演説で「非正規雇用という言葉を無くす!」
と宣言していましたが、
この法案の内容を理解することでその意味もジワジワと分かってくるかと思います。


裁量労働制を推進するために都合の良いデータを使った結果が今回のデータ不正騒動で、
その裏には働き方改革を何が何でもゴリ押ししたい政府の意向があったということです。


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ツウィッターやコメントなど


・国会中継を聞きながら思う。
今からでも遅くないから、働き方改革という言い方をやめるべきなんだよな。
どう考えても働かせ方改革なんだよ、これは。
実態は裁量労働制と言う名の残業代固定制なんだから。
しかも実質上、企業の労働監督責任が免除される、と言うおまけ付きの。


・日本で裁量労働制で働いていた経験から言うと、「定額働かせ放題」で間違いないです


・重要な注意を一つ。今審議されてる「裁量労働制」は、
正確には「労働者に裁量労働をさせるようにする制度」ではなく、
「裁量労働をしている(とされる)労働者には固定的な賃金払で済むようにする制度」である。
この2つを混同してはいけない。
政府は前者のような説明をしているが、あくまで後者である。


・繰り返しになるが「労働時間を自由にする」だけなら、フレックスタイム制で何も問題はない。
残業代を不払いにしようとする場合にだけ、裁量労働制が必要になる。
さらには、残業代をゼロにしなければ、労働者に裁量を与えることは今も可能。
こんな当たり前の事実さえ歪めた発言を首相が繰り返すことの愚


・労働者でさえ、裁量労働制の問題を対岸の火事と捉えている人々は
多く存在するだろうけれども、安倍内閣は先日「最低賃金」で働く労働者でさえ
裁量労働制の適用は可能と閣議決定したばかりだ。
冗談抜きで、火は小さいうちに消さなければ本当に手遅れになる。
これは日本で働く全ての労働者の問題だ。


・なんでこんなことを進める与党を支持する人が多数いるのか理解に苦しむわ
 これ以外にもひどいの盛りだくさんなのに


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