車が買えない世帯が増えている | 雑雑談談

車が買えない世帯が増えている

年収500万円でも新車は買えない!? 年収300万円では125ccバイクがギリギリ…
ライブドアニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/14317402/
2018年2月18日 8時51分
  


 
もはや給料が上がらないとヘソを曲げている時代ではなく、
現年収の維持が精いっぱいな現状は今後も続くだろう。
それでも家族を持ち、マイホームを買い、生まれた子供には人並みの教育を施したいものだ。
そこで、年収ごとに男たちが実現可能な限界値を探ってみることにした。


◆年収300万円では車を維持するのすら困難


男たるもの一生に一度ぐらい車を購入してみたいもの。
だが、家族の同意を得たとしても、FPの横山光昭氏が算出した年収別の家計簿によると
生活費1か月分の余剰金からは、それぞれ


年収300万円→1万800円、
年収500万円→3万2900円、
年収700万円→5万4400円しか車代を捻出できない。


そこで、大きな壁として立ちはだかるのが維持費だ。

「常陽銀行が算出した普通車の月額維持費
(駐車場代、自動車税、保険料、ガソリン代込み)は3万2693円。
軽自動車でも2万7273円かかります。


これだけ考えても、月1万800円しか余剰金のない年収300万円の人は
維持費すら払えませんので、車を持つことが難しい」
(モータージャーナリスト・清水草一氏)

とはいえ、駅近になかなか住むことができない年収300万円男には、家族のためにも足が必要だ。
そこで、清水氏に何とか限界値を出してもらえるよう相談したところ
「125ccバイクがベストかもしれない」との回答を得た。


◆2人乗り可能な125ccバイクを乗り回せ!


「原付第二種であれば、税金も年2400円と安く、月の維持費も約5000円。
5年ローン(60回払い)で約23万円のホンダデュオ110を購入することができます。
125ccなら法定速度も時速60kmですし、二段階右折をしなくていい。
2人乗りもできて家族を乗せられるじゃないですか!」


バイク2人乗りに年齢制限はないが、未就学児を乗せるのは危険なのであしからず。
どうしても家族での移動が必要な場合はカーシェアリングで乗り切るしかない。
一方、年収500万円男と700万円男の限界値はどうか。
維持費を払うことは可能なようだが……。


「軽自動車といえども、昨今は安全装備が高度化していますし、
車両本体価格が全般に値上がりしてます。
そのため、年収500万円男の限界値では軽自動車の新車を買うことが難しい。
5万kmほど走った6年落ちの軽自動車(30万円)を5年ローンで買うのが限界でしょう。


しかし700万円の人であれば、維持費を引いた車両代として月2万2000円も払えるわけですから、
新車を購入することは十分できます」


同じく5年ローンで算出したところ、年収700万円男は132万円の車なら購入可能。
ホンダのフィット(約129万円)など国産コンパクトカーの場合、
ハイブリッドは到底無理だが、一番シンプルなグレードのガソリン車なら買うことができる。


「でも、コスパを考えると、軽自動車であるスズキのハスラーG(約127万円)
あたりがベストな選択じゃないですかね。
とはいえ、年収700万円もあって軽自動車しか買えないのは悲しい。
腐ってもベンツのメルセデスAクラスまで背伸びしたいところですが、
現行モデルだと若干予算オーバー。


私なら中古のフォルクスワーゲンGOLF(3年落ちで約130万円)あたりを狙います。
外車だし、年収700万円としてのプライドを保ち、見えも張れるはずです」
現代社会において、車は必需品ながら贅沢品ということか。


<家族も使える自家用車の限界値>


・年収300万円限界値 125ccバイク
・年収500万円限界値 6年落ちの軽自動車
・年収700万円限界値 新車の軽自動車



【清水草一】
モータージャーナリスト。専門誌をはじめ、SPA!連載「SPA! AUTO CLUB」などでも執筆。
著書に『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社刊)など多数