自然エネルギーの発電にシフトしない政府 | 雑雑談談

自然エネルギーの発電にシフトしない政府

自然エネルギー発電量は今や原発発電量を上回る。
コストも現に電力価格を下回る
孫崎享のつぶやき
http://ch.nicovideo.jp/magosaki/blomaga/ar803621


5月31日大阪で、「高浜原発 NO!再稼働」集会がもたれ、私は「原子力政策と日米関係」
を話した。同じく、飯田哲也氏は「原発と自然エネルギー」について論じた。

 自然エネルギーと言うと、多くの人のイメージは「理想をいうのもいいが、
国都が高くて現実的でない」の印象があるが、太陽光を中心に急速に現実化の道を歩んでいる。
この中、経済産業省を中心とする政府は原発の再稼働に必死で、
自然エネルギーの実現化にブレーキをかけ始めている。
飯田哲也氏講演の主要点。


1.
 自然エネルギーの発電は、原子力発電量を上待っている。

(2000年から2005年の間に自然エネルギーの発電は原子力発電量を上回り、

 その後、その後、自然エネルギーは急速に上昇、他方原発の発電量は減少している)

2.
太陽光発電価格は電力価格を下回

(参考:米国エネルギー省は、電力事業者による大規模太陽光発電システムの発電コストが、2010年の21.4米セント/kWhから大幅に低減し、2013年末には11.2米セント/kWh(約11円/kWh)となったと明らかにした。これで米国の電力料金の平均価格12米セント/kWhを下回ったという)。

3.
家庭用太陽光発電が家庭用の平均電気料金を下回るであろうとの予測

4.
ドイツのエネルギー事情、自然エネルギーが主力に

(参考:2014年上半期、ドイツの自然エネルギーは消費電力の28.5 パーセントという記録的な数字をマークした。15.4パーセントの原子力、25.1パーセントの褐炭火力を上回り、遂に最重要電源の地位に昇り詰めた)。

5.
節電が極めて大きな比重。原発発電量を上回る。

6.
自然エネルギーは「大型発電」から「ご当地エネルギー」「コミュニティ・パワーのエネルギーにシフト

7.
現在の日本政府の動きは、まさに原発再稼働のシフト。自然エネルギーの育成をストップ。しかし、長期的には自然エネルギーにいかざるをえず、大変なまわり道
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孫崎享
■元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラーとなり、ツイッターのフォロワーも5万人を突破しました。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、ツイッターにさらに情報を加え、最低でも週1回発行します。月額105円。【発行周期】不定期。高い頻度で発行します。




月額100円ですので価値はあると思いますよ。