タイトル 「天使の羽」 484「あなた、 自分の才能に 気がついてないの」 畠山は思わず 大声を出した。 リハビリ室に 響き渡った声。「私、スケートは やめたんです」 鈴音は終始畠山から 目をそらしていた。